グローバルファッションコレクティブが発表した「TETTE」の新作
2月27日、ミラノの歴史的な会場I Chiostri di S. Barnabaで開催された「Global Fashion Collective X MILAN F/W’26」は、国際的なデザイナーたちが一堂に会する重要なファッションイベントです。日本、中国を含む2つの国が参加し、ファッションの新たな潮流を感じさせるショーが実現しました。その中で、日本を代表して発表したのがデザイナーAyano Yanagiのファッションブランド「TETTE」です。
TETTEの特異なデザイン哲学
TETTEは、インドの伝統的なヴィンテージラリーキルトを使用したコレクション「ReBloom」を発表しました。このコレクションでは、古い布に宿る歴史や記憶を尊重しつつ、個性的な作品に再生させることをテーマにしています。
ヴィンテージキルトの魅力
「ReBloom」は、数十年にわたって変わり続けるヴィンテージキルトの魅力を物語っています。素材そのものの歴史を感じながら作られた作品は、観る者に静かで力強いメッセージを発信します。デザイナーAyano Yanagiは、このコレクションに「再び咲く」という思いを込めており、毎日を大切に生きる人々の姿をファッションで表現しています。
ショーへのこだわり
TETTEはヴィンテージキルトを使ったジャケットなどを普段から手がけていますが、今回のショーに向けては特に、制作過程で出たハギレを使うことでより独特なデザインを実現しました。多様な布のデザインには、すべて手縫いによる細やかなステッチが施されており、そこには縫い手の思いや労力が込められています。これにより、廃材を無駄にせず、布の「端の端」まで大切に使う姿勢が強調されています。
デザインのインスピレーション
Ayano Yanagiのデザインインスピレーションは日常生活の中にあります。心地よい時間や空間、過去の記憶、五感に訴えかける瞬間が、彼女の創作活動に生きています。服飾は彼女にとって単なる衣服ではなく、感覚や感情を表現する手段でもあるのです。
ショーを終えての感想
ショーを終えた後、Ayanoはホッとした気持ちと余韻を感じていました。事前の準備には多忙を極め、迷いや不安もいっぱいでしたが、ランウェイに並んだ衣装たちを見たとき、彼女自身が重ねてきた経験や布の歴史がそこに立っているように感じたと言います。完璧でなくても、自分なりの誠実さを込められたと感じられることが何よりも大切だと語りました。
TETTEの未来
これからもTETTEは、一着一着の洋服とその背後にある物語を大切にし、手に取る方々との関わりを丁寧に続けていく意向を示しています。自身の表現を見つけ出し、他者の生活に少しでも特別な幸せをもたらすような作品を作り続けることを誓います。
他国の参加デザイナー
今回のイベントには、中国のデザイナーJUMPER ZHANGも参加しており、彼の作品にも高い注目が集まっています。
Global Fashion Collectiveについて
Global Fashion Collectiveは、世界各国のファッションの未来を育成することに尽力しており、さまざまな国際的なファッションウィークにおいて、若手デザイナーたちの発表の場を提供しています。彼らは多様な背景を持つデザイナーたちをサポートし、次世代ファッションの創出に力を入れています。