J-オイルミルズ、国際オリーブ協会認証を5年連続取得

J-オイルミルズが国際オリーブ協会の認証を5年連続取得

株式会社J-オイルミルズ（本社：東京都中央区、代表取締役社長：春山裕一郎）は、国際オリーブ協会（IOC）が認証する「オリーブオイル理化学 type A認証」を5年連続で取得したことを発表しました。この認証は、国際的な品質分析基準に基づくもので、2025年12月1日から2026年11月30日まで有効です。

IOCが毎年実施するこの認証試験は、最低限の技能を満たした機関にのみ与えられます。これは、世界的な基準を満たすオリーブオイルの理化学分析を実施する能力があることを証明するもので、非常に名誉あるものです。

これまでの認証取得の経緯

J-オイルミルズは、2018年に日本企業として初めて「旧type A認証」を取得し、その後も2020年まで毎年その資格を維持しました。さらに、2021年には日本の製油企業として初めて上位認証である「旧type B認証」を取得し、その後も2025年まで5年連続でこの認証を維持しています。

近年の試験でも、当社のオリーブオイル理化学分析チームはエラースコア0という最高評価を達成しました。これは、品質に対する継続的な努力と高い専門性が結実した結果です。

鮮度への徹底したこだわり

J-オイルミルズでは、オリーブオイルの鮮度に特にこだわっています。その基準として重要視しているのが「酸度」で、酸度0.3％以下のオリーブオイルだけを厳選してスペインから輸入しています。これはIOCの基準よりも厳格な独自基準です。

また、オリーブオイルの鮮度や味わいを測定するために、理化学分析は非常に重要な技術とされています。当社のチームは、定期的に訓練を受け、絶えずその能力を向上させる取り組みを行っています。このような努力を通じて、国際水準に対応した品質のオリーブオイルを提供し続けていく所存です。

検査方法と認証の詳細

IOCが主催するオリーブオイル理化学認証試験は、基本品質パラメータを含む5項目、及びtype Aの品質パラメータとして19項目にわたって分析されます。type A認証を取得するためには、ISO/IEC 17025の認証が求められます。

各種試験は書類審査と実際の分析テストを経て行われ、認証は毎年の12月1日から翌年の11月30日まで有効です。

J-オイルミルズについて

株式会社J-オイルミルズ（証券コード2613）は、2004年に三社が統合して誕生した、味の素グループの食用油メーカーです。有名な「AJINOMOTOオリーブオイル」をはじめとして、様々な油脂製品を展開し、高いシェアを誇ります。また、環境への配慮としてプラスチック使用量を削減した紙パックの食用油や業務用の長持ち油など、持続可能な製品作りに力を入れています。

今後もJ-オイルミルズは、理化学分析や官能評価の技術を高め、その品質の信頼性を向上させる取り組みを続けていきます。