古文書解読コンテスト、今年も始動!
2025年8月1日、古文書解読コンテストの第2回がスタートします。このイベントは、全国の参加者が古文書のくずし字を読み解き、解読バトルを楽しむというものです。上位入賞者には、合計で25万円の賞金が用意されています。
古文書解読コンテストは、市民参加型のオンライン翻刻プラットフォーム「みんなで翻刻」で開催され、古文書を現代の私たちが読めるようにする翻刻を目的とした活動です。
参加方法と賞金
参加は誰でも可能で、特に古文書に興味がある18歳以上の人を対象にしています。公式サイトからエントリーすることができ、宝くじの抽選のように参加者全員が楽しめる仕組みです。
賞金は、1位が10万円、2位5万円、3位3万円、4位から10位までにはそれぞれ1万円が授与されます。
古文書の魅力
昨年の第一回コンテストでは、158万文字が解読されたという実績があります。長野県伊那市高遠町に所在する約600点の古文書が対象になり、これらには高遠石工に関連する貴重な資料も含まれています。
古文書は日本の歴史に深く根ざしており、江戸時代の文書には数億から数十億の記録が存在すると言われているにも関わらず、それを解読できる専門家はほとんどいません。ですので、こうしたコンテストを通じて古文書の読み方を普及させることが重要です。
みんなで翻刻、リニューアル内容
「みんなで翻刻」は、今回のコンテスト開始とともにリニューアルされ、多数の新機能が追加されます。
- - くずし字認識AI: 古文書の全文を一度に読み取り、エラーを大幅に減少させ、効率的な翻刻を実現します。
- - コレクション機能: 翻刻したい文字や画像をストックでき、今後の学習に役立てることができます。
- - フォーラム機能: ユーザー同士のコミュニケーションの場として機能し、参加者がお互いの知識と技能を高め合うことを促進します。
- - ユーザーによる翻刻プロジェクトの作成: 自分が翻刻したい資料やデジタルアーカイブを自由に提案できるようになります。
これにより、より多くの人々が古文書に触れ、興味を持ってもらえることが期待されます。
スタッフの想い
地域おこし協力隊の前田和弘氏は、「古文書のデジタル化と活用」を目的として、地域住民の協力を得てこのプロジェクトをスタートさせました。彼は、古文書が活用されることで地域のPRにも貢献することを目指しています。
東京大学の加納靖之氏も、古文書が研究の資源として活用されることを強調し、幅広い分野での研究や教育の発展につながることを願っています。
まとめ
このように古文書解読コンテストは、ただ競うだけでなく、古の文字を現代に伝え、地域の文化にも光を当てる重要なイベントです。皆様の参加を心よりお待ちしています。詳しい情報やエントリー方法は、公式サイトをチェックしてください!
【古文書解読コンテスト公式サイト】
こちらから
【みんなで翻刻】
こちらから