飯能の森林再生
2023-08-02 10:30:02

新たな森林文化都市飯能が描く未来、持続可能な林業の取り組みとは

水と緑の街・飯能が描く新しい森林の未来



埼玉県飯能市は、都心からわずか40分の距離に位置し、自然豊かな環境が整っています。市の75%が森林に占められ、美しい清流が流れる飯能河原や天覧山などが広がるこの地域は、「都心から一番近い清流と森林の町」として人々に親しまれています。しかし、近年、森林と人との関係が希薄になりつつある中で、飯能市は新たな取り組みとして「はんのう森林プラットフォーム」を立ち上げました。これは、地域の森林情報を集約し、持続可能な森林の利用を目指す活動です。

西川材の魅力と地域の林業の変遷



飯能市における「西川材」は、江戸時代から現在に至るまで、地域の経済を支えてきた重要な資源です。西川材は、飯能市および近隣の市町(日高市、毛呂山町、越生町)で生産される木材で、2009年には地域ブランドとして商標登録されています。この地域の森林を活用しながら、次世代につなげるプロジェクトが求められています。

持続可能な森林活用を目指して



「はんのう森林プラットフォーム」は、地元の林業家や企業、公的機関と手を組み、持続可能な森林利用を推進するためのネットワークを構築します。地域や市外の方々へ向けたイベント情報、エコツアーなど、森林に関する素晴らしいニュースも発信される予定です。

森林文化を育てる「はんのう森林みらい塾」



新たに始まる「はんのう森林みらい塾」は、次世代の森林と林業を育てるための学びの場です。参加者は、森林資源を「糧」としたアイデアを持ち寄り、一緒に新しい取り組みを考えていくことが求められます。この塾の目的は、森林および林業の持つ魅力を再発見し、その可能性について学ぶことです。

初年度カリキュラムの紹介



「はんのう森林みらい塾」は、2023年秋から翌年春にかけて計6日間のプログラムが実施されます。

  • - Session1(10月14-15日): 森を知る週末
- 森を歩き、その魅力を体感するフィールドワークや、地域資源の活用法を学ぶ座学が行われます。

  • - Session2(11月18-19日): 森を愛でる週末
- 薪や炭を使った料理や、木工体験など、実践的な内容を通じて森林の新たな魅力を掘り下げていきます。

  • - Session3(2月24-25日): 森からはじまる週末
- リアルな林業体験を通じて、100年先の未来を見つめる内容となっており、参加者が森林と深い関係を築くことを目指します。

未来の可能性と参加の呼びかけ



飯能市は、地域の森林を活用し、未来に向けた持続可能な活動に取り組んでいます。「はんのう森林みらい塾」への参加は、林業に興味を持つ方にとって大きなチャンスです。今後の募集においても、多くの人々が参加し、共に学び合い、未来の森林文化を形作っていくことが期待されています。事前申し込みは不要ですが、興味のある方は早めの参加申込みをお勧めします。

町の豊かな森林資源に触れ、未来の林業者としての一歩を踏み出してみませんか?

会社情報

会社名
NPO法人埼玉ハンノウ大学
住所
埼玉県飯能市仲町6-1
電話番号

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