燕市と弥彦村の新浄水場、運転業務がスタート
新たに完成した「燕市・弥彦村統合浄水場」が、2025年4月より運転維持管理業務を開始しました。これはメタウォーター株式会社を含む共同企業体(JV)が手掛けたもので、地域住民への安全でおいしい水の提供を目指しています。
統合浄水場の概要
燕市と弥彦村は、地震などの自然災害に強く、将来の水需要にも対応できる浄水システムを導入するため、旧浄水場を廃止し、新たに統合浄水場を設立しました。このシステムには、メタウォーターの独自技術である「セラミック膜ろ過システム」が導入されており、河川水や井戸水に含まれる不純物を効果的に除去することができます。
この新しい施設では、1日最大42,500㎥の水を供給できる能力があり、ろ過には800本のセラミック膜エレメントが使用されています。これにより、濁度や細菌、クリプトスポリジウムとの原虫類を効果的に取り除くことが可能です。
運転維持管理業務について
統合浄水場の運転維持管理業務は、燕・弥彦合同事務組合と締結した契約に基づき、2025年から2045年までの20年間実施されます。この期間中、地域の方々に安心して飲用できる水を安定して供給することが目指されています。
また、業務開始の3カ月前には運転維持管理習熟期間を設け、整備や管理についての熟知を深めることも計画されています。
地域への貢献
メタウォーターを代表とする特別目的会社「つばめ・やひこウォーターサービス株式会社」も設立され、地域と連携しながら運営されます。水の供給は地域の生活に欠かせないものであり、企業としての責任を持って安全性を確保し、地域の皆様と共に未来へ歩んでいく考えです。
「セラミック膜ろ過システム」の特長
この浄水技術は、低コストで長寿命な設備で、「安全でおいしい水道水」の需要に応えるものです。これにより、燕市民や弥彦村民はキレイでおいしい水を日常的に享受することができるでしょう。
統合浄水場の完成は、地域の安全と健康の確保に大きな役割を果たすことになります。今後の運営にも期待が寄せられています。
新しい浄水場がもたらす恩恵は、単なる水の供給にとどまらず、地域社会全体の生活の質を向上させるものとなるでしょう。