経済予測プラットフォーム『xenoBrain』の新たな試み
経済予測プラットフォーム『xenoBrain』を運営する株式会社xenodata lab.(以下、ゼノデータ・ラボ)は、PropTech(プロップテック)業界に関する新しいカオスマップを発表しました。このカオスマップでは、900社に及ぶ国内のPropTech関連企業を16個の技術・製品に分類し、業界の動向を視覚的に整理しています。
PropTech業界の現状
PropTechとは、不動産業界におけるテクノロジーを指し、AIやIoT、オンライン内見、電子契約などのデジタル化が進む中で注目されています。ゼノデータ・ラボの分析によると、現在のPropTech市場は約8,201.4億円とされ、今後5年で年平均成長率3.9%で拡大し、9,928.2億円に達する見込みです。この市場の拡大は、デジタル技術による業務効率化や、政策面での法改正による契約書の電子化が大きく寄与しています。
特に2022年に施行された宅地建物取引業法改正により、契約書の電子化・オンライン締結が可能になったことは、業界のデジタル化を促進する重要な要因となっています。国土交通省が推進している取引プラットフォーム化や行政手続きのデジタル化も影響を与えています。こうした変化の中で、業界関係者が市場の構造や企業位置を正確に理解することは、投資や事業戦略の形成において必要不可欠です。
カオスマップの概要
新たに公開されたPropTech業界のカオスマップは、各企業を以下の16の分野に分類しました:
1.
不動産情報サイト
- デジタルツイン不動産
- 不動産仲介サイト
- 不動産取引プラットフォーム
- 不動産投資情報サイト
- 不動産関連検索サイト
- 駐車場関連情報サイト
2.
不動産業界向けSaaS
- 不動産オーナー向けSaaS
- 不動産業者向けSaaS
3.
スペースシェアリング
- スペースシェアリング関連サイト
- ビジネス向けスペースシェアリング
- 住居・宿泊向けスペースシェアリング
- 収納シェアリングサービス
- 店舗スペースシェアリング
4.
IoT住宅運営
- IoT賃貸住宅
- 投資用IoTレジデンス
5.
オンライン内見
- オンライン内見など
このカオスマップでは、各分野の企業のポジショニングや市場の全体像が明確に示されています。特に面積が大きいエリアは市場規模を表しており、視覚的にも理解しやすい構成になっています。
無料版予測レポートの提供
さらに、ゼノデータ・ラボは、PropTech業界のみならず、40のX-Tech業界と15のDeepTech業界の予測レポートを無料で公開しています。詳細は以下のリンクからダウンロード可能です。
・
X-Tech全40業界予測レポート
・
DeepTech全15業界予測レポート
経済予測プラットフォーム『xenoBrain』について
『xenoBrain』は、膨大な経済情報をAIによって解析し、企業業績や市場動向を予測するためのプラットフォームです。帝国データバンクやダウジョーンズとの提携を通じて、国内最大級の経済データを活用しており、正確な予測を提供して事業者や金融機関の意思決定を支援しています。詳細は
こちらからご覧いただけます。
株式会社xenodata lab.の概要
- - 会社名: 株式会社xenodata lab.
- - 所在地: 東京都台東区東上野3-10-4 グローシア上野302
- - 設立: 2016年2月12日
- - 代表者: 関 洋二郎
- - URL: xenodata lab.の公式サイト
お問い合わせ情報
本リリースに関するお問い合わせは、株式会社xenodata lab.の広報担当までご連絡ください。
Email:
[email protected]
これからのPropTech業界の動向を把握し、適切な事業戦略を立てるためには、このカオスマップが大いに役立つことでしょう。