PAPAMO株式会社と「へやすぽアシスト」
運動×テクノロジーを駆使して子どもたちの発達をサポートする「へやすぽアシスト」を運営するのが、東京都渋谷区を本社に持つPAPAMO株式会社です。代表取締役の橋本咲子の下、日々多くの子どもたちに向けたオンライン発達支援サービスを提供しています。2025年11月に行われる「第59回日本作業療法学会 〜作業療法の価値を高めるエビデンスの創出〜」では、このサービスに基づく2つの研究が採択され、発表が行われます。
研究内容の概要
今回の学会で発表される内容は、口述発表とポスター発表の二つに分かれています。
口述発表
- - 演題名:「児童に対するオンラインビデオ通話を使った介入によるCOPMの変化について ー 縄跳び動作に着目して ー」
- - 演者:廣澤 健太、後藤 颯人、加藤 愛理、脇 遼太朗、楠本 泰士
- - 所属:PAPAMO株式会社「へやすぽアシスト」、中川の郷療育センター、福島県立医科大学。
ポスター発表
- - 演題名:「オンライン介入により書字能力向上が見られた自閉スペクトラム症および発達性協調運動症疑いの学童児の一症例」
- - 演者:加藤 大貴、廣澤 健太、後藤 颯人、加藤 愛理、脇 遼太朗
- - 所属:PAPAMO株式会社「へやすぽアシスト」、中川の郷療育センター。
研究発表の重要性
現在、発達支援の現場では、対面での支援における様々な制約が問題視されています。例えば、通所施設のキャパシティ、地理的な距離、送迎の負担などが挙げられます。こうした中で、オンラインを使った発達支援の可能性が次第に注目されてきています。PAPAMOは「へやすぽアシスト」によるオンライン支援の実践を進めており、今回の学会で紹介できることは、同分野の研究において意義深いと評価されます。
学会では、作業療法を専門とする多くの専門家が集まり、様々な領域の研究成果が発表され、意見交換が行われるため、この機会は非常に貴重です。特に、オンライン支援に関する研究は依然として限りがあり、先進的なアプローチが求められています。
発表者コメント
発表者の一人、PAPAMO株式会社の作業療法士である廣澤健太は、オンラインでの支援における科学的な検証が必要だと話します。猪の目のシニアの視点から、縄跳び動作を例に、様々な年齢や発達段階に応じた効果的な支援の可能性を強調しました。
「オンライン支援は常に効果的であるとは限りません。しかし、実際に効果が示されたデータをもとに、自信を持って支援を提供できることに価値を感じています。」と述べました。また、今後は対象を増やし、より多様な運動課題について研究を深めていく方針に意欲をみせています。
自閉スペクトラム症への取り組み
ポスター発表を行った加藤大貴も、オンライン支援の重要性について語ります。自身の持つ事例から、文字が書けない問題を抱えていた子どもがオンラインでの支援を通じて大きく成長した事例を紹介。具体的には、感覚統合を重視し、親子での簡易トレーニングを盛り込みながらレッスンしました。
約1年の介入を経て、その子どもは書字能力を劇的に向上させ、自信を持つようになりました。加藤は「オンラインであっても、運動だけでなく日常生活に密着した支援が可能である」と述べ、今後も「不登校支援」など新たなテーマに挑戦していく意気込みを見せています。
これからの展望
PAPAMOでは、引き続きオンライン支援に関する研究と実践を重ねる方針です。これにより、書字や運動スキルなど、日常生活において重要なスキルを対象にした支援をさらに強化していきます。
「へやすぽアシスト」へのアクセス
今後も、オンラインで受けられる発達支援の質向上を目指し、実践と研究の両面から貢献していくPAPAMO。興味がある方はぜひ「へやすぽアシスト」の体験をお申し込みください。
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