次世代を担う生物多様性評価「TASUKI -襷- Project」とは

生物多様性と次世代の可能性をつなぐ「TASUKI -襷- Project」

水や生物に関することに興味がある中高生にとって、新しい学びの場を提供する「TASUKI -襷- Project」が始まります。主催は株式会社フィッシュパス、株式会社フォーカスシステムズ、そして株式会社リバネスの三社。アカデミックパートナーとしては、福井県立大学地域連携本部と龍谷大学生物多様性科学研究センターが参加します。このプロジェクトは、2024年6月1日から2025年12月31日まで、次世代を担う学生たちと共に、水圏の生物多様性を評価することを目指しています。

プロジェクトの目的と背景

本プロジェクトは、水圏に生息する生物の多様性を評価し、自然環境の現状を理解すると共に、人間社会との関わりを探求することが最大の目的です。次世代を担う若者たちに自然環境の大切さを伝え、行動を促すための取り組みとして、さまざまな調査や研究活動が行われます。

2025年3月20日には、プロジェクトに第一期として参加した東京都立立川高等学校と東京都立武蔵高等学校による成果発表が、秋川漁業協同組合の総代会で行われました。生徒たちは半年間にわたる多摩川水系の調査を通じて得た成果を報告し、地域の水圏環境についての理解を深める貴重な機会となりました。

参加校と活動内容

TASUKI -襷- Projectには、東京都立立川高等学校、東京都立武蔵高等学校に加え、滋賀県立高島高等学校や滋賀県立八幡工業高等学校も参加しています。それぞれの学校で行われる現地調査やデータ収集、学会での発表を通じて、中高生たちは実践的な経験を積むことができます。

また、プロジェクト期間中にはキックオフイベントや、調査成果を関東エリアの学会で発表する機会も設けられており、参加者は自分たちの取り組みを広く発信することができます。

未来へ向けたビジョン

「TASUKI -襷- Project」を通して、我々は多様な生物が生息する地球環境を健全に保つために、次世代にその重要性を理解してもらうことが非常に重要だと考えています。自然の豊かさを実感できる場を提供し、彼らがそれを守るための行動を選択できるようサポートすることが目標です。このプロジェクトは、2025年の終わりまで続く予定であり、次の世代の参加を心から歓迎します。

詳しい情報や参加方法については、公式Webサイト「TASUKI -襷- Project」をご覧ください。