中学生起業家が創った新コミュニティ「Beyond the Box」

新しい交流の場「Beyond the Box」

最近、13歳の中学1年生によって新しい形のコミュニティ「Beyond the Box」が立ち上げられました。このプロジェクトは、小中学生を対象にし、彼らが自分の「好き」や「興味」を通じて出会い、交流できる場所を提供することを目的としています。法人化したのは2023年11月21日で、これからの時代を生きる子どもたちに向けた新たな挑戦が始まりました。

提案者となったこの中学生は、いわゆる“アルファ世代”に属します。彼らは生まれた時からスマートフォンやSNSが生活に組み込まれており、オンラインでの交流や学びに全く抵抗ない世代です。これを受け、彼は小さな学校で育ったことから、より広い世界の仲間とつながることができる環境を求めて「Beyond the Box」の構想を練りました。「遠くの子とも自然につながれる場があったら、世界はもっと広がる」との思いが、その根底にあるのです。

現在、「Beyond the Box」では、オンライン交流や自習室、ゲームイベント、英語の学習、作品発表など、多様な活動を通じて子どもたちが夢中になれる仕組みを整えています。また、対面イベントも視野に入れ、オンラインで出会った仲間たちが実際に顔を合わせて交流する場も数多く計画されています。その一例として、水鉄砲大会を企画し、年齢を問わずみんなが一緒に楽しむことで自然な交流が生まれました。このようなつながりの中で、子どもたちは多様な経験を得ており、その声はとても充実しています。

特に注目されているのは、立ち上げ段階から行政の「あいちスタートアップ創業支援2025」に採択されたことです。この支援を受け、地域メディア「号外ネット」でも紹介され、多くの関心を集めています。また、アプリのプロトタイプが完成し、年末までに先行テストを実施していく段階に進んでいます。このプロトタイプは、使いやすく、安全性を重視した機能を追加して改良が進められています。

そのために、同時にクラウドファンディングも始まりました。このプロジェクトに賛同する人たちに支援を呼びかけており、1年間の利用パスや感謝の意を込めた「お礼動画」など、さまざまなリターンも用意されています。将来的には、彼らの活動がより多くの子どもたちに届くような形にしていきたいと考えています。

この「Beyond the Box」は、子どもたちに自由な環境で自分の好きな世界を深めたり、仲間と出会ったりすることを手助けするための挑戦です。どのような体験が「箱の外」で待っているのか、今後の展開から目が離せません。また、プロジェクトの背景や想いは、クラウドファンディングのページで詳しく紹介されていますので、ぜひ一度覗いてみてください。子どもたちの新たな挑戦に、注目していきたいと思います。

詳しい情報や支援の詳細は、こちらをご覧ください。