企業間取引を劇的に効率化する新たな連携
NIPPON EXPRESSホールディングスのグループ企業であるNXワンビシアーカイブズは、電子契約・契約管理サービス「WAN-Sign」と、SCGが提供する企業間の取引を完全デジタル化するオファリング型サービス「スマクラBDX」との連携を発表しました。この連携により、企業間取引の電子契約機能が新たに実装され、書類のやり取りがさらにスムーズになります。
デジタル化の需要
従来、企業間の取引には、紙を使用した発注書や契約書が必要とされ、印刷・署名・郵送という手間がかかっていました。そのため、業務効率が下がり、コスト面でも郵送費や印紙税がかさんでいました。これに対して、SMCの「スマクラBDX」は、企業間の書類作成や送受信をデジタル化することを目指しており、電子契約にも対応するニーズが高まっていました。
連携による利点
今回の連携により、「WAN-Sign」の強力な電子署名機能が加わりました。これにより、取引に必要な書類を作成し、電子署名を施した後、相手先に直接送ることが可能となります。具体的には、注文書の生成や、電子署名依頼までを自動化することで、取引のスピードと効率が大幅に向上します。
この連携は特に、今後増加することが予測される環境に配慮した契約書や、サプライヤー行動規範に関する誓約書に対応する点が挙げられます。これにより、文書管理が簡素化され、契約プロセスが一層迅速になります。
サービス概要
「スマクラBDX」は、必要な機能をワンストップで提供するサービスであり、サプライヤーポータルや、ファイルの収集、ERPシステムとの連携などが含まれています。注文書の生成から電子契約の締結、管理・保存までも手続きがデジタルに完結します。
また、手動でのアップロードも可能なので、ERP未連携の取引先との契約書や誓約書も対応することができます。これにより、製本や郵送の作業時間や費用を削減し、文書の保管がデジタル化されるため、文書の検索もスムーズに行えるようになります。さらには、紙文書による紛失リスクも大幅に減少します。
初期費用と今後のセミナー
この新機能の初期費用は5万円から、月額は1万円からスタートし、詳細な料金については問い合わせが必要です。さらに、今回の連携に伴い、NXワンビシアーカイブズとSCG主催のウェブセミナーを2025年1月28日に開催予定です。このセミナーでは、電子契約の利便性や業務革新に関する情報が提供され、参加は無料ですので、事前登録が必要です。
まとめ
この連携により、企業間取引が「デジタル完結」することで、業務効率が飛躍的に向上します。さまざまな業界において、体験を価値に変える契約管理の新たな道を切り開く「WAN-Sign」と「スマクラBDX」の連携から目が離せません。