長野県松本市の地域活性化プロジェクトが始動、600万円の資金調達を目指す

松本市の新たな挑戦：地域活性化プロジェクト

長野県松本市が新しい地域活性化の取り組みを発表しました。これは、ふるさと納税制度を利用し、5つのプロジェクトを通じて地域課題の解決を目指すものです。市長の臥雲義尚氏は、「地域の実態に即した支援を行うことで、持続可能な未来を築いていく」との意気込みを示しています。これにより、合計600万円の資金調達を目指しており、寄付者にはさまざまなプロジェクトへの参加が促されています。

プロジェクトの概要

今回のプロジェクトは、以下の5つに分かれています：

1. 自分らしい生き方に出会う場所づくり
- 目標金額：100万円
- 募集期間：2025年8月4日～9月12日
- 使い道：改修工事費、備品購入など。

2. 無農薬ブルーベリー農園の育成
- 目標金額：125万円
- 募集期間：2025年8月4日～9月12日
- 使い道：苗木・資材購入、加工設備導入費。

3. 農泊・交流型ゲストハウスの設立
- 目標金額：100万円
- 募集期間：2025年8月4日～9月16日
- 使い道：施設設備費、広告費。

4. 体験型里山づくり
- 目標金額：125万円
- 募集期間：2025年8月4日～9月30日
- 使い道：設備費、原材料費、広告費。

5. 日焼け止めミルクの開発と普及
- 目標金額：150万円
- 募集期間：2025年8月4日～9月30日
- 使い道：原材料・製造費、開発費、広告費。

こうしたプロジェクトは、地域の経済活性化や雇用の創出を図ることを目的としています。特に松本市北部の安曇・奈川エリアは過疎化が進んでおり、多くの課題に直面しています。人口は約3,500人から1,800人にまで減少し、高齢化率も非常に高いのが現状です。しかし、豊かな自然環境を活かした新たな事業の立ち上げが進めば、地域の未来に希望が見えるでしょう。