COGYと仙台空港提携
2020-11-16 14:03:37
仙台国際空港が「COGY」物流拠点に、東北大学発ベンチャーと提携
仙台国際空港がTESSと提携し物流拠点に
仙台国際空港が東北大学発のベンチャー企業であるTESSと業務受託契約を結びました。これにより、仙台空港はTESSの販売する医療福祉機器「COGY」の物流拠点として機能します。「COGY」は、医療と工学の連携のもと、1998年から開発が進められてきた製品で、特に歩行が難しい方々が自立して移動する手助けをすることを目的としています。
COGYとは
「COGY」は、歩行困難者や車いすユーザーの方々が、より積極的に社会参加できるように設計されています。基本的な仕組みとして、ユーザーがどちらかの足を動かすことができれば、自身の脊髄反射を活用して移動が可能になります。この特徴によって、これまで難しいとされていた買い物や旅行、スポーツなどの活動が楽しめるようになります。すでに国内外で約6,000台の販売実績があるこの製品は、高い注目を集めています。
仙台空港の役割
仙台国際空港が「COGY」の物流拠点に選ばれた背景には、TESSが必要とする検査や在庫管理などの業務を効率的に行うためのサポートがあります。仙台空港は、作業や保管に関するコスト削減を図るとともに、国内外に広がる「COGY」ニーズに応じて、充実した物流体制を整えることを目指しています。特に、製品を必要とする方々に安心して届けられる仕組みを整えることで、TESSに全面的な協力を行う予定です。
仙台空港の今後の展望
仙台国際空港は、貨物事業において荷主のニーズに応じた様々な付加価値提案を行い、他の空港との物流拠点としての違いを明確にしていきます。この取り組みを通じて、新たな貨物需要の創出につなげることを計画しており、仙台空港を基盤とした物流活性化に貢献したい考えです。特に、医療福祉機器の物流網を強化することで、多くの方々が「COGY」を利用しやすくなることが期待されます。
このように、仙台国際空港とTESSの提携は、医療福祉機器の流通を大きく前進させる一歩となるでしょう。歩行困難者の社会参加を支援する「COGY」は、多くの方々の生活の質を向上させる可能性を秘めています。
会社情報
- 会社名
-
仙台国際空港株式会社
- 住所
- 宮城県名取市下増田字南原無番地
- 電話番号
-
022-383-4301