プロロジスパーク古河7が始動
2025年2月、茨城県古河市に新たな物流拠点「プロロジスパーク古河7」が設立されることが決定しました。これは、日本を代表する物流不動産企業プロロジスによるHAZMAT(危険物)倉庫10棟から成る新しい物流施設です。この施設は2026年2月に完成予定で、不動産開発のリーディングカンパニーとして、さらに多くの企業のニーズに応えていくものと期待されています。
プロロジスの本社は東京都千代田区にありますが、茨城県古河市でのこのプロジェクトは、グローバルに展開しているプロロジスの中でも注目すべき取り組みです。プロロジスの代表取締役会長兼CEO、山田御酒氏が出席した起工式では、今後の安全運営と事業の発展を関係者一同で祈願しました。
「プロロジス古河プロジェクトフェーズ2」
新たな「プロロジスパーク古河7」は、同地域で進められている「プロロジス古河プロジェクトフェーズ2」の一環として設計されています。このプロジェクトには、すでに稼働中のマルチテナント型施設「プロロジスパーク古河4」や、2024年に完成予定のHAZMAT倉庫8棟からなる「プロロジスパーク古河6」が含まれ、物流拠点としての重要な役割を果たしています。
古河市では、すでに19棟のHAZMAT倉庫が整備されることになります。これらの倉庫はすべて、法令を遵守した安全な環境での危険物の保管が求められています。物流業界での危険品の取り扱いニーズが高まる中、プロロジスの一連の取り組みは極めて重要な意味を持ちます。
高まるニーズに応える
HAZMAT倉庫の供給不足に直面する一方、ドライ倉庫との一体運用のニーズも急増しています。危険物を取り扱う企業は法令遵守を重視するため、そのための適切な保管施設が必要とされています。近年、リチウムイオンバッテリーや化粧品、アルコール類など、多さまざまな危険物の保管に特化したニーズが増えており、これに応える施設が求められています。
プロロジスは、過去15年間にわたるHAZMAT倉庫の開発・運営の経験を生かし、保管ニーズに対応するための新施設を設計しています。特に、「プロロジスパーク古河7」では安全性を確保するため、泡消火設備も導入される予定です。さらに、設備としても奥行5メートルの庇が設けられ、雨天時でもスムーズに荷物の出入りが可能です。
立地の利点
「プロロジスパーク古河7」は、関東地方のほぼ中央に位置し、交通の便が非常に良い立地にあります。圏央道「五霞IC」や「境古河IC」から約10分でアクセスでき、主要都市や港、空港までの移動が容易です。また、周辺には宇都宮線沿線の住宅地もあり、雇用の観点からも魅力的な地域といえます。
今後の展望
プロロジスは引き続き、古河市におけるさまざまな物流施設の開発を進めていく方針です。入居企業を募集しながら、物流効率化のニーズに応えるサービスを展開していくことで、この地域がさらなる発展を遂げてもらいたいと思います。物流の未来を見据えた重要なプロジェクト、「プロロジスパーク古河7」の進捗に今後も注目です。