セルシスが発表した2025年5月度事業進捗レポートの概要
日本のデジタルコンテンツ制作企業、セルシスが2025年5月度の月次事業進捗レポートを公開しました。このレポートによれば、特にクリエイターサポート分野において、ARR(年間経常収益)が過去最高を記録し、全事業の売上合計も過去最高となったとのこと。
売上の高騰
セルシスの売上は、3ヶ月移動平均で計算され、従来の記録を更新しました。この増加は同社が提供する「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプションモデルが貢献したと考えられています。ARRは、契約更新時に年間の見込み売上高を予測するもので、セルシスは特にクリエイター向けのサービスを強化してきました。
新しいIRアンケートの導入
また、IRに関するアンケートが同社のウェブサイトで実施されています。これにより、投資家や利用者からのフィードバックを集め、今後の改善に活かしていく意向が示されています。この取り組みはセルシスの透明性を高め、株主や顧客の信頼を得るために重要です。アンケートは以下のリンクからアクセス可能です:
IRアンケート
チャーンレートの動向
クリエイターサポート分野では、CLIP STUDIO PAINTの有料契約者数に基づく解約率(チャーンレート)も取り上げられています。5月においては、一時的に環境へのセキュリティ強化に伴って解約率が上昇しましたが、新規契約者数は依然として増加しており、これからの成長が期待されています。特に、新型コロナウイルス以降、クリエイターのデジタルツールへの関心が高まっている影響も大きいでしょう。
<注>
ARRや契約数の変動については、さまざまな要因が絡むため、単月での数値だけで判断するのは難しいということが再確認されました。特に、月末に契約者が再登録をしなかった場合など、有意な変動が生まれることがあります。
クリエイタープラットフォームの活用
さらに、クリエイタープラットフォーム分野も成長を続けています。「CLIP STUDIO ASSETS」などの関連サービスを利用しているユーザー数も増加しており、クリエイターが新たな形で活動する場を提供していることが伺えます。このプラットフォームは、クリエイター同士の交流の場だけでなく、アイデアの発信源ともなり得るのです。
結論
今後もセルシスは、クリエイターエコノミーの拡大に伴い、クリエイターをサポートする様々なツールやサービスを提供し続けるでしょう。自身の活動を通じて、世界中のクリエイターの夢や目標を実現する手助けをすることを目指しています。クリエイターが創作活動を行う際に必要なすべての支援を行うという姿勢から、ますます目が離せません。
これからも成長し続けるセルシスの取り組みに、期待が高まります。