耐震補強とフルリノベーションで生まれる新しい価値とは

東京都千代田区神保町に位置する「REDO神保町ビル」は、旧耐震建物の魅力と可能性を引き出すプロジェクトとして注目されています。このビルの再生に取り組んでいるのは、創業から30年の歴史を持つ株式会社キーマンです。耐震補強のエキスパートである同社が、どのようにして旧耐震ビルに新たな命を吹き込むのか、詳細を見ていきましょう。

プロジェクトの概要

このプロジェクトは、神保町の旧耐震ビルを自社で取得し、全面的な耐震補強を施して内装をリノベーションすることを目的としています。特に、耐震補強に関する専門知識を活かし、建物が持つ本来の価値を再発見することが重要視されています。改修工事に先立ち、社内での構造計算を経て、塔屋や受水槽の撤去が行われ、シンプルかつ効果的な補強方法が採用されました。

RE・do事業の特徴

代表取締役の片山寿夫氏が、「旧耐震建物を見捨てない」という理念のもとに設立したRE・do事業。この事業では、旧耐震建物に新たな価値を加え、持続可能な空間を創出することに取り組んでいます。例えば、耐震補強工事が完了した後、ビルの1階にはシェア型レストラン、2階にはコミュニティ型のコワーキングスペース、3階から5階には国際交流型のシェアハウスが設けられる計画です。

内覧会のご案内

このプロジェクトに興味を持つ方々のために、内覧会が6月25日（日）に開催されます。事前予約が必要ですが、参加者は実際に改修中のビルを訪れ、その魅力を直接体験することができる貴重な機会です。

日時	6月25日（日）10:30、13:00、15:00
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場所	東京都千代田区神田神保町1-37-1
予約締切	2023年6月21日

参加希望者は、事前申込フォームからの登録が必要です。人数に制限があるため、希望の時間が取れない場合もあることをご了承ください。

企業理念と未来へのビジョン

株式会社キーマンは、耐震化と長寿命化をテーマにしており、実際の補強工事を通じて多くの老朽化した施設に新しい可能性を提供してきました。これからも旧耐震ビルのポテンシャルを活かし、地域に貢献するためのプロジェクトを推進していく意向です。「建物の価値を再生することは、未来を守る行動だ」と片山社長は語っており、その言葉の通り、社会全体に良い影響をもたらすことを目指しています。

このように、耐震補強と共に、新たな価値の創出を目指すRE・do事業は、今後の建設業界における重要な一歩といえるでしょう。古い建物が持つ魅力を再発見し、未来へと繋いでいくことの大切さを感じるプロジェクトです。