モバイルオーダー利用の増加傾向と顧客満足度の向上
モバイルオーダーが年々普及しています。「ぐるなび」による最新調査では、モバイルオーダーを利用したことがあると回答した人が62%に達し、2022年の41%から大きな増加を見せています。この2年間で約20ポイントの増加となり、モバイルオーダーの利用が広がっていることが明らかになりました。
調査概要
調査は2024年7月8日から12日かけて行われ、20代から60代までの「ぐるなび」会員1,000名が参加しました。この調査の中で、モバイルオーダーに対する満足度も高まり、67.1%が「満足」または「やや満足」と回答しました。この結果から、モバイルオーダーは顧客にとっての便利さや安心感を提供していることが伺えます。
利用者の声
モバイルオーダーを利用することで、「店員を待たずに注文できる」「忙しい時でもすぐにオーダーできる」といった点が評価されており、忙しい現代人にとって、効率的なサービスへのニーズが高まっています。また、「便利」「メニューをじっくり見られる」「口頭でのオーダーよりも確実」という声も多く寄せられています。これらの理由から、モバイルオーダーは飲食店における顧客満足度を向上させる要素として重要視されています。
利用の内訳
年代別で見ると、20代・30代の男性がファストフードでの利用が多く、同年代の女性はカフェや喫茶店を利用する傾向が強いことが分かりました。さらに、居酒屋での利用は2022年と比べて249%の増加を記録し、モバイルオーダーを導入する居酒屋が増える背景も見えています。居酒屋は注文点数が多くなる傾向があり、「ぐるなびFineOrder」のようなサービスが中小規模の店舗でも普及していることがこの拡大に寄与しています。
今後の期待
今後、モバイルオーダーの利用意向が高いことも調査で明らかになりました。「利用したい」と「まあまあ利用したい」と答えた人は65%に及び、その背景には割引や特典、さらに利便性向上が求められています。特にメニューが探しやすく、使いやすい操作性が、今後の利用増加につながると考えられています。
「ぐるなびFineOrder」の進化
「ぐるなびFineOrder」は2021年6月からサービスを開始し、業務効率化や顧客単価のアップなど多岐にわたる効果が報告されています。また2022年にはユーザーインターフェイスを刷新し、より使いやすいサービスも提供開始したことで、多くの飲食店での導入が進んでいます。最新の機能も追加されており、大手チェーンの導入も拡大しています。
このように、モバイルオーダーは多くの飲食店や顧客にとって重要な選択肢となっており、その成長は今後も続くでしょう。