日本電気硝子が地域の環境保全活動に参加
日本電気硝子株式会社が、滋賀県栗東市にて行われた「林道クリーン作戦」に参加しました。これは、地域の森林環境を保全し、琵琶湖の水質を守るための重要な活動です。ボランティアとして社員9名が参加し、地域の環境美化に貢献しました。
林道清掃の重要性
琵琶湖は滋賀県を代表する水源であり、地域住民や観光客にとって欠かせない存在ですが、その水質を維持するためには森林の適切な管理が不可欠です。しかし、滋賀県内の一部の林道では不法投棄が見られ、森林資源が損なわれる懸念があります。このような背景から、林道クリーン作戦が発足し、地域企業や住民が協力して森林を清掃し、保全する活動が行われています。
日本電気硝子のCSR活動
日本電気硝子は企業の社会的責任(CSR)として環境保全に取り組んでいます。特に、2018年から開始したJ-クレジットの購入は、その一環として位置づけられています。J-クレジットとは、省エネルギーの推進や森林の保護を通じて削減されたCO₂の排出量を国が認証し、取引可能な形にした制度です。この仕組みを利用することで、企業は自身の温室効果ガスの排出を相殺しつつ、持続可能な開発に寄与することができます。
日本電気硝子は、J-クレジットを活用しながら、地域の森林保全のための活動に参加し、社員の意識向上にも力を入れています。先日のクリーン作戦では、地元の森林組合と共に不法投棄されたごみを回収し、清掃活動を行いました。
清掃活動の概要
- - 日程: 2025年3月8日(土)8:30〜12:00
- - 場所: 金勝山林道(滋賀県栗東市)
- - 作業内容: 林道沿いの不法投棄ごみの収集・運搬・分別
- - 参加者: 全体で66名(日本電気硝子からは9名)
清掃作業の結果、冷蔵庫やマットレス、タイヤなど、思いのほか多くのごみが回収されました。参加者たちは、ごみの量に驚き、毎年行っている活動にもかかわらず、廃棄物が次々と溜まる現実にショックを受ける声が多くありました。
社員の感想
参加した社員からは、「ゴミの量に驚いた。毎年清掃活動を行っているはずなのに、これだけの量が溜まっていることが衝撃的でした」との感想が寄せられました。また、清掃活動を通じて「環境保全について自分自身ができることを更に考えるきっかけになった」との声もありました。周囲にもこの活動を広めたいという意欲も感じられ、環境問題への関心が高まった様子が伺えます。
今後の取り組み
日本電気硝子は、地域の環境保全活動への参加を通じて持続可能な社会の実現に向けての取り組みを継続しています。J-クレジットによる支援と現場での清掃活動を両立させながら、滋賀県の自然を守る活動は今後も続けられる予定です。
[会社概要]
日本電気硝子株式会社は、滋賀県大津市に本社を持つ特殊ガラスメーカーであり、半導体や自動車、医療等の分野で幅広く活躍しています。新機能を持つ特殊ガラスの開発は、70年以上にわたる技術の蓄積に基づいています。
公式ウェブサイト:
日本電気硝子公式サイト