焙炉式八女茶の魅力
2023-10-31 10:10:01

焙炉香る最高級八女茶、九州最古の茶商の挑戦と伝統

焙炉香る最高級八女茶、九州最古の茶商の挑戦



近年、安価なお茶の需要が高まる中で、多くの日本茶メーカーは価格競争を強いられています。この過程で、伝統的な製法が次第に失われ、古き良き日本茶の風味が消えていく危機に直面しています。そんな中、九州最古の茶商である矢部屋許斐本家が新たな挑戦を始めました。それが、最高級の『焙炉式八女茶』です。

伝統を守りつつ新たな価値を追求



矢部屋許斐本家は代々受け継がれてきた日本茶の文化を守り続けています。14代目の久吉氏は、伝統の保存に力を入れながら、古くて新しい価値創造を目指しています。彼のビジョンには、「お茶の原点に立ち返る」という想いが込められています。この理念に基づいて生まれたのが、焙炉でじっくりと火入れされた最高級日本茶、焙炉式八女茶シリーズです。

焙炉式八女茶とは?



焙炉式八女茶は、炭火の上に和紙を引いて乾燥火入れを行うという、手間のかかった製法で作られています。この独自の技術により、茶葉の芯から温められ、風味が豊かに引き出されます。焙炉香をまとったこのお茶は、まろやかな香りとともに、熟成を楽しむことができる逸品です。創業300年以上を誇る矢部屋許斐本家の職人によって生み出されたこの茶は、まさに珠玉の存在と言えるでしょう。

日本茶の神髄を体感



矢部屋許斐本家では、お茶作りにおける手間暇が日本茶の真髄だと信じています。良質な茶葉を摘み取り、効率よく製茶を行うことで、一般的な日本茶が完成しますが、焙炉式八女茶はそれに加えて、焙炉を用いた特別な工程が加わります。この手間暇こそが、この茶に独特な風味を与えているのです。

国際的評価を受ける焙炉式八女茶



焙炉式八女茶は、食をテーマにした「ミラノ国際博覧会」の日本館で展示され、国際的な評価を受けました。また、㈶食品産業センターの定める「本場の本物」にも認定されており、世界的にその製法が注目されています。

未来を見据えて



矢部屋許斐本家は、先人たちの思いを大切にしながら、お茶の可能性を最大限に引き出していきたいと考えています。彼らの取り組みを通じて、日本茶の文化を次世代へと受け継いでいく任務を果たしています。

ぜひ、矢部屋許斐本家の焙炉式八女茶をお試しください。製法に込められた想いを感じながら、一杯のお茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。

会社情報


矢部屋許斐本家は江戸時代の宝永年間に創業し、現在も八女市本町で日本茶の製造を行っています。興味がある方は、コーポレートサイトやオンラインショップをぜひご覧ください。

会社情報

会社名
有限会社このみ園
住所
福岡県八女市本町126
電話番号
0943-24-2020

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。