新しい学びの形
2025-10-07 11:12:26

新しい学びの形、「ARクラス」と地域共創イベントの展望

埼玉県狭山市に位置する西武学園文理高等学校では、「探究×アート」という新たな学び方を模索し、地域との共生を目指した取り組みが進行しています。2025年に新設されるAR(アート)クラスでは、アートを通じて生徒が自らの感性を言語化し、社会とつながる力を育むことを目的とした教育プログラムを実施中です。

このARクラスは、単にアートを学ぶだけでなく、生徒自身が問いを立て、制作し、最終的にはその成果を社会に発信するというプロセスを重視しています。美術やデザインはもちろん、舞台やデジタルアート、音楽など多様な表現領域に触れることができる環境を整えています。その中で生徒は自分の作品をコミュニティに発表することが期待され、社会との関わりを深めることができるのです。

ARクラスに関連する教育マネジメントを提供するのは、東京都港区のBlue Marble(ダイアモンドヘッド株式会社)です。彼らはクリエイションをテーマにした祭典を主催するなど、クリエイター支援にも力を入れています。Blue Marbleは、若手クリエイターの発展を促進するだけでなく、地域と協力したイベントやワークショップを通じて、実践型アート教育の枠組みを広げていくことを目指しています。

実際の授業では、外部アーティストとの連携も行われ、生徒たちはワークショップを通してその世界観や技術を直に学ぶ機会を得ています。特に印象に残るのは、彫刻家の西村拓氏を招いたワークショップであり、生徒は色材や立体物を使って空間設計を体験しました。ここでは、形や素材の特性を実感しながら「空間そのものをデザインする」ことの重要性を学びました。

また、現代アーティストの島本了太氏による特別授業では、物事を異なる視点から捉える方法について考えを深め、「アートが社会にどう問いかけるか」というテーマに対しての理解を深める機会を持ちました。加えて、原田亮氏による身体表現に基づくワークショップでは、言葉を超えた表現の方法を実践し、自分をどう他者に伝えるかの探求も行われました。これらの活動は、全て生徒が主体的に考え、実行する実践型の内容となっています。

1学期の締め括りとして行われたグループ発表では、ストップモーション技術を活用した映像制作や、音楽、ダンスなど多彩な表現が披露され、互いの個性と創意工夫が融合した素晴らしい時間になりました。

さらに、注目すべきイベントとして2025年10月25日と26日に開催予定の「Hospitality Halloween 2025」があります。このイベントは地域住民全体を対象にした交流の場で、教室や廊下など校内全域が一つのアートスペースとなります。生徒が主体でアートやパフォーマンスを発表し、地域の人々と共に楽しむ機会が設けられ、昨年よりもさらに充実した内容で地域とのつながりを強化することを目指しています。

西武学園文理中学・高等学校は、生徒自らが学びの主役となる環境を提供するとともに、クリエーションの魅力を通じて社会参加を促す取り組みを続けています。今後もこの先進的な教育モデルの展開に注目が集まることでしょう。


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会社情報

会社名
ダイアモンドヘッド株式会社
住所
港区三田2-7-13TDS三田ビル6F
電話番号
03-5876-4160

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