ソフトバンクとエリクソンが手を組んだ革新的な技術
ソフトバンク株式会社とエリクソン・ジャパン株式会社が連携し、5G SA(スタンドアローン)方式における上り通信の高速化を実現する「Uplink Tx Switching」技術のネットワーク対応を開始しました。この新しい技術により、ユーザーはより速く安定した通信環境を享受できることになります。
新技術の背景
近年、AI(人工知能)の進化やSNSの利用が広がる中で、ユーザーからは上り通信速度の向上が強く求められるようになりました。ソフトバンクとエリクソンは、そのニーズに対応する形で2024年からスマートフォンのチップセットメーカーとの協力を進め、上り通信に特化した「Uplink Tx Switching」の導入を目指してきました。共同で行った性能検証が実を結び、今回のネットワーク導入が実現しました。
「Uplink Tx Switching」の詳細と効果
この技術は、3GPP Release 16で標準化されています。従来の上り通信は、TDD方式とFDD方式の周波数帯を使い分けていたが、「Uplink Tx Switching」によりTDD方式の広帯域を活用し、複数のアンテナを用いてMIMO通信を行うことで、一時的にFDD方式を停止します。これにより、上り通信のスループットが理論上約1.5倍向上することが期待されています。
これにより、特に動画や画像のアップロード時の体感速度が格段に向上し、AIや大容量データの送信がより快適になることでしょう。
今後の展望
ソフトバンクは、「Uplink Tx Switching」に対応した機種やエリアの拡大を進めていく計画です。加えて、エリクソンと共に、次なる標準である3GPP Release 17に基づいたFDD方式への対応など、新たな通信技術の開発を視野に入れています。
ソフトバンクは、先進の技術を駆使して5Gサービスを進化させていく意思を示しており、ユーザーに対してさらに高品質な通信環境を提供することを目指しています。
エリクソンについて
エリクソンは、150年以上にわたり通信テクノロジーの開発に取り組んできた企業です。世界中の何十億人にもコネクティビティを提供する高性能なネットワークを構築し、多くの通信事業者や企業にソリューションを提案しています。最新の情報はエリクソンの公式ウェブサイトやプレスリリースで公開されています。
今後も、通信業界のパイオニアとして、エリクソンはユーザーの生活を豊かにするための活動を続けていくことでしょう。