万博が育む未来のビジョン
2025-10-16 16:52:31

大阪・関西万博が育む未来社会のビジョンと可能性を深掘り

万博で未来を描く「共鳴と森」



2025年の大阪・関西万博に向けたテーマウィークプログラム「共鳴と森-突き破る塔(1970)から開かれる空(2025)へ」が、10月8日(水)に開催されました。公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が企画したこのイベントでは、建築家やデザインプロデューサーなど、さまざまな専門家が集結し、万博を通じた価値の創造とその未来へのつなげ方について深い議論が展開されました。

スピーカーとプログラム


このイベントでは、特に注目を浴びたスピーカー陣が豪華です。まず第1部には、万博テーマ事業プロデューサーの宮田裕章氏や、イタリア政府代表のマリオ・ヴァッターニ氏、サウジアラビア王国館メディアディレクターのモハメド・アルダハラウイ氏が登壇。各国のエリアプランや万博を通じた文化交流について意見を交わしました。

特に印象的だったのは、ヴァッターニ氏が触れた「都市は万博で変わる」という言葉です。多国間の協働を実現するために、藤本壮介氏が設計した「大屋根リング」が重要な役割を果たしていると言及。サウジアラビア館では、文化がどのように進化し、新たな都市像を発信するのかについてのプレゼンテーションが行われました。

ポスト万博の大阪


第2部では、未来の大阪についての洞察が語られました。再び宮田氏や藤本氏の他、大阪市長の横山英幸氏、ランドスケープデザインディレクターの忽那裕樹氏が登壇し、万博後の都市の可能性について語り合いました。特に横山市長は、効率性だけでなく「ゆとり」や「非効率」の重要性に言及し、都市計画における人々の文化や感性の影響を強調しました。

また、宮田氏は、「人こそが最大のレガシー」という力強いメッセージを送り、リアルな体験が都市の精神を形成することを指摘しました。万博は、来場者が自らの居場所を見つけられるように設計されており、その哲学はこれからのまちづくりにとって貴重な教訓をもたらしています。

Expo2025以降の未来


続く第3部では、妹島和世氏らによる「Better Co-Being」に関するセッションが行われました。この建築に込められたメッセージは、人と自然が共存する新しい関係性の構築。西沢氏が語った通り、建築は人間の生命の一部であるという意識が今後ますます重要になるでしょう。

このように、万博を通じた議論は、ただのトークイベントではなく、未来の社会や都市の姿を具体的に描くための重要なステップとなりました。アーカイブも公開される予定で、多くの人々にとって刺激的なコンテンツとなることが期待されています。

### アーカイブ情報

イベントの様子は後日、静けさの森特設サイトやYouTubeで公開される予定です。参加できなかった方もぜひご覧ください。Link: 静けさの森特設サイト / YouTube



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会社名
一般社団法人better Co-being
住所
東京都新宿区信濃町35
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