相模女子大学と小田急グループの協力が新たな地域価値を創出するための第一歩を踏み出しました。2025年2月19日、神奈川県相模原市にある相模女子大学で、同大学と小田急電鉄株式会社、株式会社小田急SCディベロップメント、株式会社小田急エージェンシーの三社が協定を締結しました。この協定は、相模原地域および小田急線沿線の地域課題を解決し、地域価値を向上させることを目的としています。
協定締結の際には、相模女子大学の田畑雅英学長、小田急電鉄の鈴木滋社長、株式会社小田急SCディベロップメントの細谷和一郎社長、株式会社小田急エージェンシーの山口淳社長が一堂に会し、相互連携と協力の重要性を強調しました。今後、この連携を通じて相模原エリアの地域コミュニティの活性化に取り組むことが決定しています。
具体的な取り組みの一環として、2024年6月には相模大野駅に直結する相模大野ステーションスクエアにて「電子回路ペン講座」を開催します。この講座は、相模女子大学の学生が講師となり、小学生たちに電気の仕組みを楽しく学んでもらうプログラムです。昨年までの実施規模を約2倍に拡大し、より多くの子供たちに充実した学びの場を提供します。
また、11月にはクリスマスツリーの点灯式を予定しており、相模女子大学中学部および高等部の生徒たちが演奏や合唱でイベントを盛り上げます。今年は来場者との対話を促進する双方向コミュニケーション企画を考案中です。さらに2025年度下期には、相模大野駅構内および同施設で相模女子大学125周年のパネル展を開催する予定です。このパネル展では、相模女子大学の歴史を振り返る写真を展示し、地域の歴史を感じる機会を提供します。
「地域コミュニティの活性化」の方向性で進められるこれらの施策は、条件整備や新たなアイデアの導入によってさらに広がっていくでしょう。例えば、「地産地消」のテーマを掲げ、施設内の飲食店と大学生がコラボレーションしたメニューを展開するなど、地域との結びつきを深める施策も見込まれています。
相模女子大学は1900年に設立された歴史ある大学で、地域貢献活動も積極的に行っています。今後の<相模女子大学と小田急グループによる包括連携協定>によって、さらなる地域価値の向上が期待されており、相模原市および小田急線沿線地域の未来に明るい光を投げかけることでしょう。