大正大学で婚約式開催、学生が一丸となってプロデュースした特別な日

大正大学で婚約式が開催されました

10月29日、大正大学のキャンパス内で特別な婚約式が行われました。このイベントは全日本ブライダル協会山梨県支部と、同大学の学生たちによる共同企画の結果生まれたもので、学生たちの手によって多くの人々に祝福されました。参加したのは表現学部のメディア表現学科に在籍する、2年生と3年生からの24名の学生たちです。

このイベントは、実践を通じて学生が学び、課題解決を図るPBL（問題解決型学習）の一環として、2022年から始まっています。全日本ブライダル協会の協力を得て、学生たちはウエディングのプロから直接伝授を受けることができ、高度な表現力やコミュニケーションスキルを磨くチャンスが与えられました。

婚約式のテーマ「あい結び」

今年度の婚約式では、テーマとして「合縁奇縁」が掲げられました。「合縁」は人と人との結びつきを意味し、「奇縁」は不思議な巡り合わせを指します。この二つの言葉を組み合わせたテーマは、二人の絆が新しい縁を結ぶ様子を演出しました。

当日は、全日本ブライダル協会の新会長である山野愛子ジェーン氏が祝辞を述べ、全員がこの特別な瞬間を共有しました。学生たちは、ただの授業とは異なり、社会に向けて実際に企画し、プレゼンテーションを行う貴重な経験を得ることができました。

学生の声と意見

学生からは、この企画に参加したことで得たあらたな気づきが多数あったと語られています。表現学部所属の2年生・山田菜々香さんは、「このような大規模なイベントに参加することは貴重な経験であり、チームとして協力することで、情報を共有し合う重要性を感じた」と述べました。

また、担当教員の外川智恵教授は、学生たちが役割への責任感やチームワークの必要性を実感したと教えてくれました。仕事を進める上で、自分の好みを超えてお客様のニーズに応えることの難しさと喜びを学ぶことができたと感慨深く話しています。

送られた温かいエール

全日本ブライダル協会山梨県支部は、2002年に設立されて以来「結婚式」を通じて感動をつなげる活動を行っています。学生たちはこの協会の講師からたくさんのことを学び、実際の業務を通じてウェディングの現場を体験したことで、実社会との架け橋となるスキルを身につけています。

この婚約式は、全員の心に残る素晴らしい出来事となりました。学生たちが手がけたこのイベントが、新たな道を切り開く一歩となることを期待しています。これからも彼らの成長と活躍に目が離せません。