東京都中小企業振興公社による「障害者向け製品等の販路開拓支援事業」が、2024年7月22日より申請受付を開始します。このプログラムは、都内の中小企業が自社で開発した障害者向け製品やサービスの販売促進を目的としています。助成金は最大で150万円、助成率は2/3までの内容となっています。
この助成事業は、特に以下のようなお悩みを持つ企業に最適です。
- - 自社で開発した障害者向け製品を広げていくため、展示会に出展したい。
- - 自社のウェブサイトを改修するか、製品専用のサイトを作成したい。
- - 海外展示会に参加し、国際的な認知度を向上させたい。
助成対象の製品・技術・サービスは次の通りです:
- - パラスポーツ関連:特にパラスポーツや障害者スポーツ用具やコンテンツ。
- - 福祉用具:日常生活を支援する補装具や自立支援製品。
- - 共生社会の実現:障害のある方が「学び」「働く」「生活する」ための製品やサービス。
- - 合理的配慮:情報保障やバリアフリー関連製品、アクセシブルデザインの製品も対象となります。昨年度からは、サービスやユニバーサルデザイン関連も助成範囲に加えられました。
助成金の利用先は、国内外のさまざまな展示会が対象となっており、一度の申請で最大150万円が助成されることがあります。具体的には、出展のための小間料、資材費、輸送費、オンライン出展の基本料などがカバーされます。そして、販売促進に必要な経費も幅広く対象としており、初期登録料、ウェブサイト制作費、プロモーション動画や広告費用も助成されます。
電子申請も対応しており、「Jグランツ」というシステムを通じての申請が可能です。事前に「GビズIDプライムアカウント」を取得しておく必要がありますので、その点もご注意ください。
以下に、具体的な助成事業の概要を紹介します:
- - 助成限度額:150万円
- - 助成率:2/3以内
- - 助成対象経費:展示会参加費、ECサイト登録料、自社のウェブサイト制作・改修費、販売促進費(印刷物、動画、広告費など)
- - 助成対象期間:令和6年11月1日から令和7年11月30日まで(最長1年1か月)
昨年度は26社が採択され、さまざまな助成対象商品が登録されています。一例として多機能電動車椅子や見守り機能付きエンディングノートなどがあり、各種ニーズに応じた製品が評価されています。
申請のスケジュールは次の通りです:
1.
gBizIDプライムの取得:電子申請を行う場合、事前に取得が必要。発行には時間がかかりますので早めの手続きを。
2.
申請エントリー:令和6年6月24日から8月19日まで。
3.
申請受け付け:令和6年7月22日から8月19日まで、郵送またはJグランツを通じて。
4.
審査後の結果通知:結果は10月末に通知されます。
申請エントリーは公式ウェブサイトから行えますので、詳細や手順についてはぜひ訪問してください。この助成金を活用して、障害者向け製品の販路拡大を目指しましょう!
公社のウェブサイトには、同時に申請可能な「高齢者向け製品・サービスの販路開拓支援事業」についても情報が掲載されており、併願申請も可能ですので、ぜひご確認ください。