新しい発泡酒「910」の誕生
日本の海の恵みを無駄なく活用した新たな発泡酒、「910(きゅういちまる)」が2025年4月1日に発売される。株式会社日本海水が開発したこのクラフトビールは、瀬戸内海の海水から得た蒸留水と製塩過程で出る苦汁(にがり)を使って作られており、その独特な成分が味わいに深みを与えている。
海の力を利用した醸造技術
「910」の製造には、海水の蒸留水と苦汁(にがり)が使われている。苦汁は、マグネシウムが豊富で、独特の苦味を持つ。この味わいは、「910」の最大の特徴となっており、その他の成分と融合し、リッチな香りを引き出している。製塩メーカーならではの知見を活かしており、海の恵みを大切にする姿勢が感じられる。
試験販売での高評価
すでに四国のマルシェやイベントで行われた試験販売では、参加者から好評を博した。この反応を受け、正式な販売を決定したという。消費者からの支持を得た「910」は、今後、多くの人々に受け入れられることでしょう。
二つのバリエーション
「910」には、2種類のバリエーションが用意されている。
- - 910 Session IPA(青ラベル): 柑橘系のホップから生まれるフルーティーな香りが特徴で、苦汁による海の香りと一体となり、より豊かで複雑な風味が楽しめる。
- - 910 Hazy IPA(緑ラベル): 名前の通り濁った見た目が特徴で、まろやかな口当たりがあり、苦味が控えめでホップの爽快な香りが楽しめる。どちらも異なる魅力を持ち、それぞれのファンを魅了するはずだ。
商品情報の詳細
- - 品目: 発泡酒(麦芽使用率50%以上)
- - 容量: 330ml
- - アルコール分:
- 910 Session IPA: 5.0%
- 910 Hazy IPA: 6.5%
- - 保存方法: 要冷蔵(10℃以下)
- - 賞味期限: 製造日から5か月
- - 販売方法: 通信販売(楽天市場など)
- - 価格: オープン価格(例: 楽天市場で12本セット15,840円(税込))
日本海水の役割
日本海水は、海水資源を有効に活用することを企業理念にしている。海水を原料にした新たな発泡酒を通じて、海の恵みを感じられる商品を提供し続けたいという思いが込められている。「910」は、ただの飲料ではなく、海の力を実感できる体験そのものだ。
会社概要と連絡先
株式会社日本海水は、東京都千代田区に本社を構え、1995年に設立。製塩事業、環境事業、食品事業を展開しており、4つの工場を持っている。若しくは直接の問い合わせ先に連絡することで、より詳しい情報を得ることができる。
代表者は西田直裕氏で、公式サイトにはさらなる詳細情報が掲載されている。
公式ウェブサイト
「910」は、新しいビール体験を求める全ての人に楽しんでもらいたい、海の恵みを感じる豊かな一杯である。友達や家族とともに、ぜひその特別な味を体験してみてほしい。