ヴィーニョ・ヴェルデ110周年
2018-09-18 14:30:03
ポルトガルワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」が110周年を迎える意義とその人気の秘密
ポルトガルワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」の110周年
ポルトガルの代表的なワイン、ヴィーニョ・ヴェルデが今年、画定地域制定110周年を迎えました。このワインは、1908年に初めて憲章が発行され、同年に法令が施行されることで、その生産と流通が正式に統制されました。現在では、DOC(Denominação de Origem Controlada)として知られ、CVRVV(The Comissão de Viticultura da Região Vinhos Verdes)によって厳格に管理されています。
ワインの歴史と文化
ヴィーニョ・ヴェルデは、紀元前から続く長い歴史があります。ポルトガルは、世界で4番目にワインの消費量が多い国であり、1人当たりの消費量は約43.7リットルに達します。ワイン造りはこの国の文化の一部であり、特にヴィーニョ・ヴェルデは独特の風味と品質で名を馳せています。
110周年の祝賀イベント
この記念すべき年には、ポルトガル大統領マルセロ・レベロ・デ・ソウザ氏を迎えた祝賀イベントが行われる予定です。彼はこの地域のワイン産業の発展と文化の重要性に触れることでしょう。
ヴィーニョ・ヴェルデについて
通称「緑のワイン」として知られるヴィーニョ・ヴェルデですが、実際には緑色ではありません。このワインの86%は白ワインで、ロゼ、赤、スパークリング、さらにはスピリッツも作られています。ポルトガル北西部、山と大西洋に囲まれたヴィーニョ・ヴェルデ地域には、21,000ヘクタールの土地があり、9つのサブリージョン、600を超える醸造所、約2,000のワインブランド、そして約45種類の固有なブドウ品種があります。
海外市場の動向
CVRVVのプレジデント、マヌエル・ピニェイロ氏は、ヴィーニョ・ヴェルデの人気が高まり、現在は生産の45%が海外に輸出されていると語ります。主な市場としてアメリカ、ドイツ、フランスなどが挙げられ、特に日本市場に対するプロモーション活動も活発に行われてきました。2015年から日本市場に進出し、2014年の170,702リットルから2017年には315,664リットルへと倍増しています。
日本でのプロモーション活動
ヴィーニョ・ヴェルデの日本オフィスでは、2018年には東京と大阪で試飲会を実施し、産地ツアーやテイスティングセミナーなども行いました。これらの活動を通じて、日本市場における認知度と販売促進を目指しています。
結びに
日欧EPAの合意によって、2019年には日本へのワイン輸入関税が撤廃される可能性があり、これはヴィーニョ・ヴェルデの魅力を日本の消費者により身近に届ける大きなチャンスとなります。ポルトガルの豊かな自然に恵まれ、美味しい魚介類や米料理と共に楽しむことができるこのワインは、日本の和食との相性も抜群です。今後もヴィーニョ・ヴェルデのプロモーション活動を通じて、この素晴らしいワイン文化が多くの人々に広まることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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Comissão de Viticultura da Região dos Vinhos Verdes
- 住所
- Rua da Restauração, 318, | 4050-501 Porto, Portugal
- 電話番号
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