和食をもっと身近に感じる一冊
「和食は難しい」と感じる方々に向け、和食料理人の野﨑洋光さんが、新たな家庭料理のあり方を提案する書籍が登場します。その名も『野﨑洋光 和食、これでよかったんだ!』。2025年2月27日に発売されるこの本は、家庭で手軽に美味しい和食が作れる方法を教えてくれる内容になっており、料理初心者から上級者まで幅広い層に愛されることでしょう。
「一流シェフの簡単で美味しい料理の教科書」シリーズ
本書は、株式会社世界文化社が展開する「一流シェフの簡単で美味しい料理の教科書」シリーズの第一弾です。このシリーズの目指すところは、簡単なのに美味しい料理を提供できるよう、一流の料理人が自身の経験から導き出したレシピを特集することです。野﨑洋光さんは、その第一弾として、61品のレシピを紹介しています。
家庭料理を楽に!新しいアプローチ
和食のレシピの中には、昔ながらの煮込み方にこだわらず、肉や野菜を新鮮な状態で楽しむことに重点を置いたものが多く見受けられます。たとえば「肉じゃが」。かつては肉を炒めてから煮込むのが一般的でしたが、今は新鮮な肉を湯通しすることで、簡単に美味しい肉じゃがを作ることができるのです。このように、野﨑さんは家庭料理をもっと身近に、気楽に作れるようなアイデアを多数提案しています。
和食の定義を見つめ直そう
本書では、和食を「お箸で食べること」と定義しています。焼き肉でも、ひと口大にカットされていれば、和食として認められるとのこと。また、だしの必要性についても「必ずしも必要ではない」と述べています。江戸時代には家庭で手作りのだしを作ることが難しかったため、だしがなくても美味しく楽しめる料理が数多く存在します。この考え方を知れば、料理をする際の心の負担も軽くなるでしょう。
野﨑さん家の秘密のレシピも紹介
さらに本書では、著者である野﨑さん自身の家庭での料理も紹介されています。特に、友人や家族と共に楽しむための「とろとろ目玉焼きご飯」は、卵を優しく加熱してからご飯にのせるというシンプルながら美味しい一品です。また、すき焼きの食べ方にも工夫が凝らされており、野菜と肉を交互に楽しむスタイルを提唱しています。お米を大切に思う野﨑さんによる「おにぎり講座」も見逃せません!
著者プロフィール
野﨑洋光さんは、福島県古殿町出身の和食料理人であり、1953年生まれです。武蔵野栄養専門学校を卒業後、「東京グランドホテル」や「八芳園」などで経験を積み、南麻布にある「分とく山」の総料理長を2023年末まで務めました。独自の料理哲学を持つ野﨑さんは、柔らかい語り口で和食の魅力を広め、多くの人々に親しまれています。
この素敵な本を手に取って、家庭で手軽に和食を楽しむ時間を作りませんか?
書籍概要
- - タイトル: 野﨑洋光 和食、これでよかったんだ!
- - 著者: 野﨑洋光
- - 発売日: 2025年2月27日(木)
- - 定価: 1,870円(税込)
- - 仕様: B5変型112ページ
- - 発行: 株式会社世界文化社
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