パイオニアが未来の移動体験を提示する「CES 2025」への出展
パイオニア株式会社は、2025年の1月7日から10日まで米国ネバダ州ラスベガスで開催される大型コンシューマーエレクトロニクス見本市「CES 2025」に出展します。この展示は、企業のビジョンである「未来の移動体験を創ります」を実現するための重要な一手となります。
ブースでは、創業以来培ってきた車室内サウンドの技術を基に、最新技術を取り入れたさまざまな商品やサービスを展示する予定です。特に、SDV(Software Defined Vehicle)時代に適したサウンド統合プラットフォームや二輪向けコネクテッドソリューションを初めてお披露目します。
「CES 2025」の主要出展内容
以下に、パイオニアが出展する主な内容を紹介します。
1) SDV時代に最適なサウンド統合プラットフォーム
70年以上の経験をもとに、自動車メーカーや車種別のニーズに対応した拡張性の高いサウンド統合プラットフォームを紹介します。このプラットフォームは、22個のスピーカーを使用した次世代の空間オーディオを体験できるデモカーを通じて実際にどのような環境が可能かをを感じていただける内容となっています。
2) 二輪用コネクテッドソリューション
二輪車向けの多数のコネクテッドデバイスも展示予定です。具体的には、純正装着のスマートクラスターやディーラーオプション用スマートディスプレイ、ライドレコーダーなどが含まれ、安全性や便利さを高める新しいHMIやソリューションサービスを実際に試すことができます。
3) 車載カメラ用高性能AIコンピューティングプラットフォーム
新たに開発されたAIコンピューティングプラットフォームでは、車載カメラから得られる映像を解析し、ドライバーのストレス度や運転状態を把握することが可能です。これにより、安全運転支援システムが強化され、運転中の健康状態を常にモニタリングすることができます。
4) コネクテッドドライブレコーダーソリューション
次世代型のコネクテッドドライブレコーダーソリューションも用意されています。通信型の車載カメラデバイスとクラウドプラットフォームの連携により、ドライバーモニターや衝突検知、事故データ分析がより効率化され、さまざまな運行管理に役立つ内容が紹介される予定です。
5) モビリティデータを活用したサービス
地元日本でも展開されている四輪および二輪向けのクラウド型ナビゲーションアプリ「COCCHi」や「MOTTO GO」、フリートマネジメントプラットフォーム「MobilityOne」を駆使し、ユーザーの体験を向上させる取り組みも展示される予定です。
特に、「COCCHi」ではマイクロソフトの生成AIサービス「Azure OpenAI Service」を使用したUX向上の試みも紹介され、注目が集まることでしょう。
企業としてのパイオニアは、こうした最新技術を通じて、より安全で快適な移動体験を提案することを目指しています。「CES 2025」での彼らの取り組みには、日本国内外の多くの関係者が期待を寄せています。興味のある方はぜひ会場でその技術を体験してください。
さらに詳細な情報は、公式サイト
CES 2025で確認可能です。パイオニアブースはラスベガス・コンベンション・センター西ホールの3528番です。