次世代教育の新時代を探るセミナーが開催
2023年12月9日、全国の公教育関係者を対象にしたセミナー「自治体×次世代教育 探究・STEAM 最新動向」が開催され、多くの自治体や教育委員会の関係者が集まりました。このセミナーは、急速に変化する社会環境において教育が直面する課題や可能性を模索する重要な場となりました。
概要と登壇者
セミナーは、一般社団法人STEAM JAPANと自治体通信運営事務局が主催し、全国から120以上の団体が事前に参加申し込みを行いました。様々な領域の専門家による講演が行われ、それぞれが教育の新たな方向性を提示しました。
- - 基調講演では、講演者の工藤勇一氏が「生きる力」についての重要性を問い直し、子どもが主体となった教育の必要性を語りました。彼は、教育がどのように子どもたちの自主的な思考と行動を育むかについて強調しました。
- - 講演②では、経済産業省の早坂悟氏とCODAの湯口太郎氏が登壇し、生成AIの活用と著作権の学びについて議論。デジタル技術の進展に応じたリテラシー教育の重要性が改めて認識されました。
- - 講演③においては、渋谷区の教育委員会から安部忍氏が、地域密着の「シブヤ未来科」の取り組みを紹介しました。地域の特性を活かした独自の教育モデルが好評を博し、他自治体へのインスピレーションを提供しました。
トークセッション
セミナーのクライマックスはミニトークセッションで行われ、参加者からの質問を基に、今後の自治体や教育委員会が次世代教育をどのように進めるべきかが熱く議論されました。
参加者の反応
参加者からは以下のような感想が寄せられました。
- - 「工藤先生のお話を通じて、教育の目指すべき姿を再認識できました。」
- - 「主体性と当事者性の重要性を学び、今後の教育に活かしていきたい。」
- - 「自治体全体での意識改革が必要で、今日の内容を関係者に共有していきたい。」
参加者は、次世代教育の必要性を実感し、全国各地での教育の質向上に向けた取り組みを期待しています。
STEAM JAPANについて
STEAM JAPANは、日本を基盤に、世界のSTEAM教育の最新情報を提供するメディアであり、全国の教育機関との連携を通じて、STEAM教育の普及を目指しています。月間アクセス数は30万を超え、教育委員会への研修プログラムなども実施しており、5,000名以上の教育関係者にリーチしています。
セミナーのアーカイブ動画も提供されているため、自身の教育現場に役立てたい方はぜひ確認してみてください。
自治体通信について
自治体通信は、自治体職員向けの情報誌として、各地の成功事例を共有し、自治体経営力を向上させるための情報を発信されています。最新の内容は、公式サイトで確認することができます。
このようなセミナーを通じて、次世代教育に新たな風を吹き込むことが期待されています。