能登復興に向けた新たな試み「SHIKA-1 グランプリ」
2025年3月27日、石川県の能登・志賀町にある仮設住宅で、特定非営利活動法人LOVE EAST主催の麻雀大会「SHIKA-1 グランプリ」が開催されます。このイベントは、これまでの災害支援をもとに、誰もが気軽に参加できるようにと企画されたものです。LOVE EASTは、能登半島の復興に向けた取り組みを続けている団体で、今回のイベントもその一環といえます。
被災者の心を支える活動の一環
昨年発生した自然災害の影響で、復興の進展は思わしくなく、さらには昨年9月の豪雨災害が追い打ちをかけました。被災者の悲しみや孤独感は今も消えない中、LOVE EASTは少しでも彼らに寄り添える方法を模索し、麻雀大会の開催を決めました。日常の中で忘れがちな笑顔を取り戻すための場を提供し、皆で楽しい時間を共有しようという思いが込められています。
過去のイベントの様子
LOVE EASTは、仮設住宅を支援するための多彩なイベントを行っており、ヨガやミニコンサートなどさまざまな企画を通じて、居住者の皆さんと関わりを深めています。参加者からは、「ここでのイベント時は、楽しい気持ちになれる」との声も聞かれ、温かい歓迎を受けることが多いとのことです。
しかし、これまでのイベントでは、参加者の中に女性が多かったため、男性が参加しやすい環境を整える必要がありました。そこで麻雀のイベントをスタートさせたところ、少しずつでも参加者が集まるようになり、嬉しい反応も寄せられています。「麻雀を通じて外に出る機会が増えた」、「初心者同士で学ぶ楽しさを味わえた」という声もあり、全ての世代を対象にしたイベントがコミュニティ形成の一助となっています。
SHIKA-1 グランプリの意義
SHIKA-1 グランプリが目指すのは、単なる競技大会ではなく、参加者同士が交流し、支え合うコミュニティの形成です。仮設住宅で孤立しがちな人々が、参加を通じて新しい友情を築くことができる場となることが期待されています。特に、麻雀というゲームは、コミュニケーションを促進し、楽しさを共有する素晴らしい手段と言えるでしょう。
このような試みを通じて、LOVE EASTは能登半島の復興支援に一層の努力を重ねていく予定です。日々の活動の様子は、公式Instagramで定期的に紹介されているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
LOVE EASTについて
LOVE EASTは、東日本大震災の直後に設立され、音楽やアートを通じた復興支援活動を行ってきました。現在は令和6年能登半島地震の復興に尽力しており、瓦礫の撤去や炊き出しなど、多岐にわたる支援活動を展開中です。これからも「困っている方に寄り添う」姿勢を忘れず、能登の復興のために力を尽くしていきます。
【公式サイト】:
LOVE EAST
【支援窓口】:
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ぜひ、今回の麻雀大会「SHIKA-1 グランプリ」への参加を通じて、被災者の皆さんとともに支え合うコミュニティを形成していきましょう。