海洋産業の未来を形作るイベント、Offshore Tech Japan 2024
2024年1月31日から2月2日まで、東京ビッグサイトにて「Offshore Tech Japan 2024」が開催されます。この展示会は、日本国内における海洋資源の活用と安全保障のための技術を紹介する貴重な機会です。今回のイベントでは、28社・団体が出展し、海洋に関わる専門家や業界関係者が集まります。ホストは主催団体である産経新聞社と株式会社JTBコミュニケーションデザインです。
オーシャントランスフォーメーションの加速
近年、日本の海洋政策には「オーシャントランスフォーメーション」が重要なテーマとなっています。この変革は、カーボンニュートラルポートの形成や水中ドローンの使用、海洋データの有効活用などを含み、より持続可能な海洋環境の構築を目指しています。展示会では、これに関連するさまざまな技術やサービスが紹介され、事業提携の場としても機能します。
出展者と展示内容
イベントには以下のような注目の出展者が参加予定です:
- - 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) では、6000mの水深での調査が可能な無人潜水機や、漁船でも扱いやすい海底観測プラットフォームが展示されます。
- - ブルーオーシャン研究所 の「みちびき海象ブイ」は、リアルタイムで海象をモニターでき、その多機能性が評価されています。
- - Nortekジャパン では、超音波センサーを用いた流向・流速計などが紹介され、最新の海洋観測技術が披露されます。
- - スペースワン では、水中ドローンの体験操縦ができ、実際の運用例も紹介されます。
これらの技術を通じて、海洋資源の持続可能な利用が目指されています。
セミナーの開催
展示会と同時に、連日のセミナーも実施されます。「海洋再生可能エネルギーの利用」「海洋ロボットと基幹技術」など、各テーマに基づいて専門家による講演が行われ、最新の研究や技術が紹介されます。
1月31日には、浮体式洋上風力発電について論じるセミナーがあり、2月1日には内閣府の自律型無人探査機に関する戦略も提案されます。また、地域の自治体が取り組む洋上風力発電についての発表も予定されています。これにより、地域共生のビジョンが描かれることでしょう。
開催情報
「Offshore Tech Japan 2024」は、東京ビッグサイトの東7・8ホールで行われ、324社・団体が参加予定です。入場は無料で事前の登録が必要です。この機会に、最新の海洋技術や産業の動向に触れ、自身のビジネスに役立てる情報を得るチャンスです。
公式ウェブサイトでは、全ての出展者やセミナーの詳細が紹介されています。海洋資源の持続可能な活用を考える皆様が、この展示会を通じて新たな洞察やネットワーキングの機会を得られることを期待しています。