株式会社MentaRestが、経済産業省の「先端技術活用メンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金」に採択され、さらなる社会貢献の道を拓くことになります。当社は、メタバースを活用した新しいメンタルヘルスサービスを提供しており、職場における心の健康の向上を目指しています。なぜこのサービスが必要なのか、私たちのアプローチはどのように進化しているのかを詳しく解説します。
日本では職場におけるメンタルヘルスの重要性が高まっており、企業は労働安全衛生法に基づき、ストレスチェックや産業医の設置を整えてきました。そうした背景の中、心の健康が仕事の生産性や従業員のエンゲージメントに深く関わっていることが明らかになっています。しかし、メンタルヘルスへの投資がコンプライアンス施策に留まるケースが多いのも現実です。そんな中、中小企業がメンタルヘルス対策を実施する重要性はますます増してきました。
MentaRestの提供するメタバース型メンタルヘルスサービスは、AIやVR、アバターを駆使した心理的支援を特徴としています。従来の対面カウンセリングやオンライン面談では利用に際してのハードルが高いとされますが、当社はアバターによって匿名性とカジュアルさを兼ね備えた対話環境を実現しました。これにより、自身のメンタルヘルスについて語りづらいという心理的障壁を軽減することに成功しています。
また、今回の補助金による支援は、当社が目指すデジタルメンタルヘルス(DMH)サービスの社会実装を加速させるものです。中小企業がこのサービスを導入しやすくするために、シンプルで使いやすいUIを設計し、多様な導入未来を考慮しています。さらに、当社は日本システム技術株式会社と連携し、科学的なデータによるサービスの評価を行うことで、より高い効果を実証しています。
このプロジェクトにより、心の健康を推進するだけでなく、離職指導の予防、エンゲージメントの向上、結果的に企業全体のパフォーマンス改善に貢献します。今後、当社はアカデミアと連携し、メンタルヘルス分野におけるエビデンスに基づいた支援モデルを確立し、実証段階から実装へと進めていきます。導入を検討される企業には、補助金による支援を受ける機会も提供視野に入れています。
当社代表取締役の飯野航平は、従業員のメンタルヘルス問題に取り組む必要性を強く感じています。彼は、自身がメンタル的不調を経験したことから、日常生活でメンタルヘルスに向き合う重要性を実感し、「誰もが安心して働くことができる環境の実現」を目指しています。
ここまで述べたように、株式会社MentaRestと日本システム技術株式会社との連携によって、企業向けメンタルヘルス対策に一層寄与できる体制を築いていくことになります。今後もMentaRestのメンタルヘルスサービスが、より多くの企業に受け入れられ、健康経営の実現に貢献できることを期待しています。