ガウ・キャピタルの新戦略
2022-05-31 16:00:23

ガウ・キャピタルが日本の賃貸住宅ポートフォリオを取得完了し新たな投資機会を創出

ガウ・キャピタル・パートナーズの新たな動向



2022年5月31日、香港の不動産プライベート・エクイティ企業であるガウ・キャピタル・パートナーズは、カタール投資庁(QIA)の支援を受け、東京など日本の主要都市に位置する賃貸住宅ポートフォリオの取得を完了したことを発表しました。

取得物件の詳細


この住宅ポートフォリオは、総延べ床面積68,432平方メートルに及び、東京に21物件、名古屋に3物件、大阪に5物件、京都に1物件、横浜に1物件、札幌に1物件、計32の物件から構成されています。これらの物件は、最寄り駅から平均6分の距離にあり、交通の便が非常に良い立地に位置しています。

日本の住宅市場の魅力


日本の賃貸市場は厳しい環境の中でも他のアセットクラスよりも回復力が強く、コロナ禍においても入居率が安定しています。特に、主要都市の中心部では人口が増加しており、それに伴う住宅需要の高まりから、2012年以降、主要都市すべてで賃料の上昇が見られます。こうした背景から、日本の不動産は国内外の投資家に高く評価される資産となっています。

ガウ・キャピタルの戦略


ガウ・キャピタルのマネージング・プリンシパルでありキャピタルマーケッツのグローバルヘッドであるChristina Gaw氏は、このポートフォリオを通じて良いリターンを生み出し、日本の主要都市における不動産投資を今後も続けていく意向を示しました。彼女は「高品質な不動産アセットの取得を行い、さらなる投資機会を探ります」と述べています。

一方、同社の日本担当マネージング・ディレクターであるIsabella Lo氏は、取得が完了した賃貸住宅ポートフォリオが、顧客に安定的なキャッシュ・フローを提供することを約束しています。

日本市場へのエントリー経緯


ガウ・キャピタルは2014年に日本市場に参入し、大きな成功を上げてきました。具体的には、大阪にあるハイアットリージェンシーの取得を皮切りに、同社は様々なプロジェクトに取り組みました。2016年には大阪での大規模なホテル案件を売却し、最近では府中インテリジェントパークにおけるデータセンターの開発が注目されています。

その他にも、東京や大阪、沖縄など、幅広い地域における不動産ポートフォリオを有しており、アジア太平洋地域における商業用不動産投資のリーダーとしての地位を確立しています。

今後の活躍に期待


ガウ・キャピタルの成長動向は、今後も目が離せません。日本の賃貸市場は、安定したキャッシュフローを求める投資家にとって、魅力的なエリアとして注目され続けるでしょう。ガウ・キャピタルが手掛ける高品質のポートフォリオは、さらなる投資の可能性を開くことになるかもしれません。

会社情報

会社名
Gaw Capital Partners
住所
東京都中央区銀座6-10-1Ginza Six 13階
電話番号

トピックス(経済)

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