天田財団が実施する2025年度研究開発助成の概要
公益財団法人天田財団(神奈川県伊勢原市)は、塑性加工とレーザープロセッシング分野に関連する研究開発および国際交流への助成を行うことを発表しました。これは2025年度の助成申請が開始されたことを意味しています。助成金総額は、約2億9,000万円に達する予定です。
対象分野と助成内容
助成対象となる分野は、金属やプラスチック、ガラス、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、セラミックス、さらには複合材料の加工技術です。また、これに関連するセンシング、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、CPS(サイバー物理システム)、計測技術など、加工に間接的に影響を及ぼす技術についても助成の対象となります。
研究開発助成には、次の三つのプログラムがあります:
1.
重点研究開発助成(課題研究): 助成金は800万〜1,000万円、募集件数は4〜6件。
2.
一般研究開発助成: 助成金は200万〜300万円、募集件数は45〜50件。
3.
奨励研究助成(若手研究者枠): 助成金は180万〜200万円、募集件数は20〜26件。
国際交流助成
また、国際交流を促進するための助成も行われます。こちらのプログラムには、以下のような申請があります:
1.
国際会議等準備及び開催助成: 助成金は80万〜100万円、募集件数は4〜8件。
2.
国際シンポジウム等準備及び開催助成: 助成金は40万〜50万円、全体で1〜2件。
3.
国際会議等参加助成: 助成金は25万〜60万円(1名の場合)、50万〜120万円(2名の場合)、計5〜10件と3〜6件に分かれています。
応募対象者と方法
助成金の対象となるのは、塑性加工分野およびレーザープロセッシング分野に関わる研究者です。具体的には、日本国内の大学、専門学校、国公立の研究機関に所属する研究者(ポスドクを含む)や、国内学協会に所属する研究者が応募できます。特に企業と共同で研究を行っている学協会に所属する研究者の方々にも応募が呼びかけられています。
応募期間は2025年6月2日から7月31日までとなっています。応募方法や詳細については、公式ウェブサイトの募集要項を参照してください。
まとめ
天田財団の助成プログラムは、研究者にとって新たな研究の機会を提供するものです。興味のある方は早めに応募を検討し、助成を受けることで今後の研究開発をさらに進めていくことを期待しましょう。助成金の総額は2億9,000万円と大規模で、多様な研究が促進されることが期待されています。詳しくは
こちらからご確認ください。