地域資源を活かした新商品「オレは摂取す」発売始まる！

地域発の新商品、ハードボイルドゼリー「オレは摂取す」の誕生

焼津市から新しい飲料が登場します。それはダイトー水産株式会社が手がける、経営者や週末アスリートのためのハードボイルドゼリー飲料「オレは摂取す」です。商品の発売日は2023年12月18日。この商品は、地域資源であるマグロコラーゲンと静岡県立大学との共同研究をもとに開発された画期的な飲料です。

商品開発の背景と経緯

ダイトー水産はお刺身用の水産加工業を営んでおり、2009年からはマグロ加工の副産物からコラーゲンの抽出を行っています。今回、2020年の東京五輪を見越して新商品の開発に着手しており、約3年間の準備を経て、ようやく完成という運びになりました。

新商品の開発過程では、地元Jリーグチームの藤枝MYFCと連携。選手たちにアンケートを実施し、普段の食生活や健康への悩みを把握しました。そこで多く寄せられたのが「疲労感」という課題。この声をもとに、管理栄養士の助言を受けながら、静岡県立大学との共同研究により、栄養バランスを考えた商品作りを進めました。

栄養素の特徴

「オレは摂取す」は、マグロコラーゲン、BCAA、ホエイプロテイン、クエン酸、ビタミンB群、鉄分、乳酸菌、パラチノースなど、多彩な栄養成分を含みます。特に体内吸収を考慮し、良質なタンパク質やアミノ酸を高配合しており、不足しがちな鉄分（1日摂取量7.5mg）や腸の吸収を助ける乳酸菌も含まれています。これにより、忙しい日常を送る経営者や週末アスリートにとって、効率的なエネルギー補給が可能となるでしょう。

商品コンセプトとターゲット

なんといっても商品名からもわかるように、「オレは摂取す」は、24時間休むことなく泳ぎ続けるマグロをイメージしています。この商品は、同じく24時間働き続ける経営者や個人事業主、さらには週末のスポーツ愛好者を念頭に置いて開発されました。まさに、忙しい人々をサポートするための一杯と言えるでしょう。

地域活性化と産業の未来

マグロコラーゲンと地域のサッカー文化とのコラボレーションにより、焼津市や志太地域の活性化を目指すこの商品。近年、水産業界は原料不足や価格高騰の影響を受けており、非常に厳しい状況が続いています。しかし、このように地域の資源を有効活用し付加価値を付けることで、水産業の新たな可能性を探ることが期待されます。関係者は、この商品の成功を通じて地域経済が活性化されることを願っています。

販売チャネル

「オレは摂取す」は、自社の通信販売をはじめ、スポーツ専門店などでの小売も行ないます。また、既存の海外ルートを活用し、ベトナム、シンガポール、中国などにも販売する予定です。地域発の新商品としての成功は、さらなる展開にも寄与することでしょう。

このように、焼津からの新しい取り組みとして始まる「オレは摂取す」は、地域資源の活用と共に、多くの人々に栄養を届ける商品となることが期待されています。