株式会社ロイヤルホテルが5年連続での認定
株式会社ロイヤルホテル(本社:大阪市北区中之島)が、経済産業省と日本健康会議の共同主催である「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」に認定されました。この名誉ある認定は、2021年から5年連続で受けたもので、従業員の健康促進に向けた取り組みが大きく評価された結果です。
健康経営への取り組み
株式会社ロイヤルホテルは、顧客への「あたたかいおもてなし」、「おいしい料理」、「心地よい空間」の提供を基盤に、従業員の健康を重要な経営課題と位置付けています。代表取締役社長の植田文一氏は、「ロイヤルホテル健康経営宣言」に基づき、役員や産業医、人事部、健康保険組合と連携して、健康経営戦略を進めています。
この取り組みの中で特に注目を集めるのは、役員による従業員の健康増進やワークライフマネジメントの促進です。これにより、従業員一人ひとりが最大限に能力を発揮できる職場環境の整備が推進されています。さらには、健康に関する意識改革と行動変容を促すための研修も行われ、より健康的なライフスタイルの実現を支援しています。
認定を受けたホテルグループ
今回の認定を受けたのは、株式会社ロイヤルホテルをはじめとする子会社6社です。具体的な名称としては、株式会社リーガロイヤルホテル広島、リーガロイヤルホテル小倉、リーガロイヤルホテル東京、東京ロイヤルホテル、リーガプレイス肥後橋、ロイヤルホスピタリティ―サービス株式会社が含まれます。それぞれが健康経営に向けた独自の取り組みを進めています。
具体的な健康施策
ロイヤルホテルが実施している健康施策は多岐にわたります。例えば、特定健康診査の受診促進や乳がん・子宮頸がんの検診、禁煙補助施策の導入などが挙げられます。また、感染症対策としてインフルエンザワクチンの集団接種や、メンタルヘルスのサポート、食生活改善のための従業員食堂メニューの開発も行っています。
さらには、階層別に実施される時間管理の研修や、健康セミナーの開催、労働環境の改善(仮眠スペースや休憩スペースの改修)など、従業員の健康をサポートするための取り組みが豊富です。
数値目標と健康への効果
ロイヤルホテルは、健康経営の推進に向けた数値目標を設定しています。具体的な目標の一つが、年次有給休暇取得率の向上です。2023年度には56.6%の取得率を達成し、2024年度には65%を目指すとしています。また、生活習慣の見直しに関連する施策では、喫煙者の割合を減少させることも目標としています。
「健康経営優良法人」に認定されることは、従業員の健康を重視し、企業として持続可能な成長を遂げるための重要なステップです。ロイヤルホテルは今後とも、従業員が健康で働きやすい環境の構築に向けて努力を続けていくでしょう。
企業の歴史と未来
ロイヤルホテルの歴史は1935年に遡ります。大阪政財界の意向から誕生した「新大阪ホテル」が前身であり、1990年からは「リーガロイヤルホテルグループ」として国内外に展開を拡大しています。2025年には創業90周年を迎え、これからも「人を、地域を、日本を、世界を、あたたかい心で満たしていこう」という理念のもと、持続可能な社会の実現に挑戦し続けます。
詳細な情報は公式ウェブサイトで確認できます:
ロイヤルホテルの健康経営について