日本科学未来館でAIロボットによる未来型案内実証実験がスタートします！

日本科学未来館でのAI対話型ロボットの実証実験

GMO AI＆ロボティクス商事株式会社（以下、GMO AIR）は、2025年8月25日から8月31日まで、日本科学未来館にてAI対話型ロボットによる実証実験を行うことを発表しました。今回のプロジェクトでは、来館者への展示解説を多言語で提供するため、革新的なロボットを用いて、多様な言語でのコミュニケーションが可能となります。

実証実験の目的と背景

この実証実験は、日本科学未来館が2030年に向けたビジョン「未来をつくるプラットフォーム」を実現するための取り組みの一環として実施されます。当館は、「未来をつくるラボ」として、来館者と共に研究開発や実証実験を推進しています。

具体的には、GMO AIRが開発した対話型ロボットが、来館者からの質問に対して自然な対話形式で展示物の情報を提供します。展示解説は日本語、英語、中国語、韓国語に対応し、外国からの訪問者にも配慮した案内体験を実現します。これにより、科学技術の理解を深め、より多くの人々が科学と触れ合う機会に結びつけることが狙いです。

プロジェクトの詳細

日本科学未来館の5階常設展示ゾーン「プラネタリー・クライシス」にて、実証実験が行われます。期間中、毎日11:00～13:00と15:00～17:00に、ロボットが展示内を自由に移動しながら、来館者に対して展示物の解説を行います。

例えば、来館者が「この展示物は何ですか？」と尋ねると、ロボットはその場の位置情報を基に、適切な情報を提供します。この実証実験では、ロボットの能力を評価し、さらなる発展の可能性を探ります。

AIの活用

GMO AIRは、生成AI技術を駆使して、ロボットのプログラミングを80％自動生成する仕組みを持っており、今回の実証実験でもその実力が試されます。RAG（Retrieval-Augmented Generation）技術を取り入れることで、ロボットは外部データを活用し、高度な情報提供が行えるようになります。このプロセスは、ロボットがより効率的に情報を検索し、来館者に的確な回答を提供することに寄与します。