deeptierと大手SIerの共同検証で見えたAI駆動開発の未来
株式会社deeptierは「未来をデバッグする」をミッションに掲げ、AIを用いたシステム受託開発を行っています。そして、この度大手SIerと手を組み、中~大規模受託開発におけるAI駆動の手法を検証するプロジェクトを実施しました。この取り組みは、受託開発における品質管理をAIによって向上させることを目的としています。
プロジェクトの背景
受託開発の現場では、公共案件や企業向け基幹システムといった中~大規模プロジェクトにおいて、AIの導入はまだ初歩的な段階にあります。多くの場合、AIの利用は限られた範囲にとどまり、全体を通した統合的なアプローチは見られませんでした。これには、発注者との合意形成や、AIがもたらす品質の維持という課題が関わっています。
検証の実施内容
このプロジェクトは、大手SIerが受託予定の公共領域での開発案件に合わせた事前検証として行われました。実際のプロジェクトに基づき、複数回の反復検証を通じて、各種の手法やプロセスが再現可能であるかを確認しました。これにより、AI駆動の開発仲介によって求められる品質レベルが達成可能であることが確認されたのです。
具体的には、要件定義から内部結合テストに至るまで、AIを駆使した一連の流れで開発プロセスが整備されました。この手法は、既存の開発体制にも組み込める形で設計されています。
成果と効果
最も顕著な成果は、AIを利用した開発プロセスの統合により、工数の大幅な削減が達成された点です。特に実装や単体テストの工程において、AIが設計書をもとにコードを生成することで、従来1画面制作に1~2週間かかるところが、なんと0.5~1日に短縮され、最大90%の工数削減が可能であることが確認されています。
また、設計ドキュメントやコードはGitHubで管理され、AIエージェントによる常時監視が行われることで、ドキュメントと実装の不一致を防ぐ工夫も施されています。これにより、開発全体の品質が担保されるのです。
今後の展望
deeptierは、今回確立されたAI駆動開発手法を大手SIerの受託案件に適用しながら、更なる改善を続ける予定です。加えて、AIによるバグの発生状況の把握や、品質情報の共有方法の確立にも引き続き取り組むことで、受託開発におけるAI駆動開発の標準化と品質向上を進めていく方針です。
まとめ
このプロジェクトは、システム開発におけるAIの可能性を広げ、より高品質な受託開発を実現する道筋を示すものとなりました。AIと人間の協調による新たな開発手法「Human-AI Hybrid Development Method」が、今後どのように進化していくのか、注目が集まります。今後もdeeptierの進展を見逃せません。