日本ゲーム市場に迫る！バレットグループが中国でセッションを開催

バレットグループ、中国でゲーム市場へのアプローチを語る

バレットグループ株式会社は、2025年5月15日に中国・上海で開催された「XSOLLA CONNECT SHANGHAI 中日游戏行业交流会」に参加しました。このイベントには多くのゲーム開発者や関連企業が集まり、業界の最新情報を交換しました。バレットグループのセッションでは、General Managerの平田尚暉が講演し、日本のゲーム市場の全体像や、効果的な参入戦略を紹介しました。

イベントの概要

「XSOLLA CONNECT SHANGHAI 中日游戏行业交流会」は、中国と日本のゲーム業界の交流を目的としたイベントで、Xsolla社が主催しました。会場は上海漕河泾万丽酒店で、業界の最新トレンドやビジネスチャンスについての情報が共有されました。この会議は、今後の国際的なゲームビジネスを考える上で重要な機会となりました。

セッション内容

平田は「あなたの知らない日本のゲーム市場」と題されたセッションで、日本のモバイルゲーム市場の特徴を詳しく解説しました。日本市場は世界第3位の規模を誇り、現在約1.3兆円に上ります。この市場は、2020年以降、1兆円を超える規模を堅持しており、1人あたりの課金額（ARPU）は世界でも最高水準にあります。

特に、アニメや漫画、ゲームといった強力なIP（知的財産）が市場を牽引していることが強調されました。平田は中国のゲーム開発者に向けて、日本市場への効果的な参入法として以下の3つのアプローチを提案しました。
1. オリジナルIPの強化：自社製品を通じてブランドを迅速に浸透させる
2. ゲーム化されていないIPの活用：未開発のアニメや漫画のIPをゲーム化することで、中国の技術力を活かす
3. ローカライズ戦略：中国で人気のIPを日本市場に適合させて提供する

ビジネスチャンス

さらに、平田は2025年12月19日に全面施行される「スマホソフトウェア競争促進法」がもたらす新たなビジネスチャンスについても言及しました。この法律により、アプリストア以外での配信や独自の決済システムの利用が可能になるため、多くのデベロッパーが新しい市場に参入しやすくなると予想されています。これにより、一部のゲームでは外部決済による課金率が50%に達する可能性もあります。