2025年8月3日から8月6日まで、長崎市で「MIRA-GE next」が初めての合宿型プログラムとして開催されました。このイベントには、全国の高校生や教員、企業社員を含む130名以上が参加し、次世代の共創リーダーを育成することを目的に、多世代・多地域型のワークショップが行われました。
このプログラムは、一般社団法人エッジソン・マネジメント協会が主催しており、全国25都道府県と30校から集まった参加者が自らの意見を持ち、社会課題に向き合う力を育むことを目指しています。日本は少子高齢化が進んでいるため、若者には異なる世代や立場の人々と共に未来を形作る能力が必要です。
「MIRA-GE」は“未来と現実をつなぐ”をテーマに掲げ、参加者同士が「ありたい未来」を議論する機会を設けてきました。これまでのワークショップでは、「もっと多様な人と深く語り合いたい」という参加者の声が寄せられており、初の合宿型プログラムが企画されました。長崎は異文化が交差し、共に発展してきた地域であり、本合宿の開催地にうってつけの場所とされています。
長崎市内の出島メッセで行われた本プログラムでは、実行委員による成長支援グループの目標設定、地方創生やSDGsをテーマにした基調講演とグループディスカッションが行われました。また、長崎原爆資料館や平和公園を訪問し、被爆から80年という歴史的背景の下、平和について学ぶ機会が提供されました。参加者からは非常に充実した4日間であったとの感想が多く寄せられました。
参加者の中には「本当に楽しかった!自分が知らない強みを持つ仲間と出会えた」と感謝の意を示す声もあり、高校生はそれぞれの社会課題への意見を出し合い、大いに刺激を受けた様子です。保護者からも「息子が人生で最も学びの多い経験を得た」との感想が寄せられ、学外での経験が子供の成長に寄与していることがわかりました。
今後の展望として、エッジソン・マネジメント協会は、より多くの高校生が参加できるプログラムを計画しています。2026年からは高等専門学校向けの合宿型プログラムを企画しており、企業や教育機関、官公庁と協力しながら、若者の可能性を引き出す取り組みを続けていく意向を示しています。これにより、持続可能な社会の実現に向けて、次世代のリーダーを育てる活動が広がっていくことが期待されています。
エッジソン・マネジメント協会は、企業・教育機関・官公庁との連携を深めていくことで、若者一人ひとりの成長に貢献し、次世代の共創リーダーを育成し続けることを目指しています。