株式会社LayerXは、業務用デバイス管理を効率化するために、ジョーシス株式会社のアウトソーシングサービスを正式に導入することになりました。これにより、業務の効率化だけでなく、従業員のオンボーディングプロセスの改善も目指しています。ジョーシスの提供するサービスは、特に業務用PCのセットアップ作業を標準化し、効率的な運用を実現します。
LayerXでは、従業員数の増加に伴い、業務フローの見直しが不可欠だと認識しています。特に、デバイスライフサイクルマネジメント(LCM)の強化が重要であり、業務フローの改善を通じて、安定した運用体制を構築することが目標です。ジョーシスのアウトソーシングサービスは、従業員の入社・退社に伴うSaaSアカウントの管理やデバイスの初期化といった業務を代行し、情報システム部門でのリソース不足を解決します。
篠嵜氏は、「クラウドの活用やリモート環境の整備により、業務は時間や場所にとらわれることなく遂行できる柔軟な体制が実現している。しかし、デバイス管理においてはラストワンマイルの運用が課題として残っている」とコメントしています。このような現状を受けて、LayerXはジョーシスとのパートナーシップを選びました。
ジョーシスは、社内に内製チームを持ち、スピード感のある体制構築が可能です。これにより、LayerXは従業員により良い体験を提供し、持続的な事業成長を実現することを目指しています。やり取りの中で、両者はデバイス管理の全体像を共に考え、サービスの開発にも柔軟に取り組んでいく考えです。
ジョーシスが提供するアウトソーシングサービスは、各企業のニーズに合わせた入社・退社ポリシーの策定から、様々な設定業務までをカバーします。具体的には、SaaSアカウントの発行や削除、デバイスのキッティング、初期化、保管など、多岐にわたる業務を代行してくれるため、教育や運用の負担が軽減され、より重要な業務に専念できるようになります。
これまで手間のかかっていた業務の効率化が進むことで、LayerXはさらなる成長を期待しています。また、ジョーシスは2022年に設立されたばかりですが、すでに米国やインド、日本などで多くのグローバル企業が利用しており、320億円の資金調達も達成しています。350人以上の従業員を抱え、700社以上の企業がそのサービスを利用しています。
ジョーシスのウェブサイトでは、サービス内容や導入事例の詳細が公開されています。デバイス管理に悩んでいる企業にとって、これは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。興味がある方は、ぜひジョーシスの公式サイトを訪れてみてください。