インフラDX大賞：建設業界を変革する優れた実績の募集開始

国土交通省は、令和6年度の「インフラDX大賞」の応募を開始しました。この賞は、建設現場の生産性を向上させるための優れた取り組みを広く募り、その中から特に優れた実績を表彰することを目的としています。これは、平成29年度からスタートした「i-Construction大賞」の流れを受け、令和4年度から名称が変更されたものです。

応募対象は、インフラ分野におけるデジタル技術を用いた生産プロセスの効率化や、サービス向上に寄与する取り組みです。特に、BIM（Building Information Modeling）やCIM（Construction Information Modeling）、ICT施工Stage2に関連する応募が奨励されています。これにより、機械の稼働データや映像データを活用して生産性の向上を図ることが期待されています。

表彰部門は、国土交通大臣賞、優秀賞、スタートアップ奨励賞といった3つのカテゴリーに分かれています。特に、国土交通大臣賞はインフラ分野のDX推進における卓越した取り組みに贈られ、優秀賞は優れた業績を評価されることになります。また、スタートアップ奨励賞は、より発展的な活動を行う企業への支援を目的としています。

この取り組みは、インフラ分野のデジタル化を進める「i-Construction 2.0」という新たな政策に基づいています。その目的は、データ利用及びデジタル技術による社会インフラや公共サービスの変革を実現することです。この展開は、デジタルトランスフォーメーション（DX）の進化を促進し、建設業界における生産性向上を実現するための重要なステップと位置づけられています。

応募の締切は、令和6年9月30日（月曜日）12時までとなっています。興味のある企業や団体は、国土交通省のウェブサイトから詳細情報を入手し、ぜひ積極的に応募を検討していただきたく思います。

これからも、国土交通省はインフラ分野のDXを強力に推進し、持続可能な社会の実現を目指しています。業界関係者が一堂に会することで、新たなイノベーションが生まれることを期待しています。