農産物の環境負荷を低減する取り組みを学ぶ研修会開催

農産物の環境負荷を低減する取り組みを学ぶ研修会開催



農林水産省は、2025年11月から12月にかけて、環境負荷低減の取り組みについて学べるオンライン研修会を開催します。この研修会は、生産者や流通、小売業者、そして地方自治体の職員を対象にしており、クリーンで持続可能な農業の重要性や、その実現に向けた具体的な手法を学ぶ絶好の機会です。

研修会の目的と背景


近年、環境問題に対する意識が高まる中、農業における温室効果ガスの削減や生物多様性の保全が急務とされています。この研修は、農林水産省が進める「みどりの食料システム戦略」の一環として、「見える化」への理解を深めることを目的としています。

「見える化」とは、具体的には、環境負荷低減の取り組みをラベルで評価し、消費者に分かりやすく伝える方法です。これにより、消費者自身も環境に優しい選択を行いやすくなります。ラベルは現在、全国17都道府県の1,000以上の販売店で使われており、環境に配慮した商品へのシフトが促進されています。

研修会の詳細


研修会は全3回開催され、それぞれの対象者に合わせた内容が組まれています。具体的なプログラムは以下の通りです。
  • - 第1回(流通・小売事業者向け)
日時:令和7年11月12日(水)14:00~15:30
講師:イトーヨーカ堂、越前たけふ農業協同組合、あふ食堂

  • - 第2回(生産者、JA・地方自治体職員向け)
日時:令和7年12月9日(火)14:00~15:30
講師:夢みなみ農業協同組合、伊賀ふるさと農業協同組合、株式会社ヨークベニマル

  • - 第3回(生産者、JA・地方自治体職員向け(イ))
日時:令和7年12月10日(水)14:00~15:30
講師:農事組合法人味心、久保さんちのお米株式会社、イオン北海道株式会社

それぞれの回で、参加者からの質疑応答や意見交換の時間も設けられ、直接生産者や事業者の声を聞くことができます。

参加申込方法


参加希望者は、インターネット上の申込フォームから必要事項を記入し、申し込む必要があります。参加用のURLは登録完了後にメールで送信されるため、当日はそのURLから参加することができる仕組みになっています。対面での参加はないため、自宅から気軽に参加可能です。

まとめ


この研修会を通じて、持続可能な農業の実現に向けた第一歩を踏み出しましょう。農産物の環境負荷低減は、未来に向かうための重要な課題の一つです。皆さんの積極的な参加をお待ちしています。

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