退職代行サービス利用急増の裏に潜む新卒社員の悩みとは

最近、退職代行サービスが新卒社員の間で頻繁に利用されています。特に2025年4月は、その依頼が急増し続けていますが、その背景には「入社前と後の乖離」があると、退職代行サービス「モームリ」の代表・谷本慎二氏が指摘しています。新卒社員たちの入社前の期待と実情のギャップが、退職という決断につながっているのです。

具体例として、モームリには多くの相談が寄せられています。例えば、入社後に初めて休日出勤が求められたが、その事前説明はなかった、また、求人票に示された給与が実際には最低賃金も下回っていたというケースが見られます。また、上司とのコミュニケーションがスムーズにいかない場合も多いようです。実際に尋ねると、「自分で考えろ」と言われたり、逆に「分からないなら聞け」と矛盾した指示が飛んでくるなど、現場での困惑が目立ちます。

こうした状況を受け、谷本氏は退職代行サービスに寄せられる相談の内容から、企業の離職率改善についての講演依頼が増えていることを明かしました。実際、退職代行サービスは3万件以上のデータを保有しており、その中には新卒社員が抱える問題のトレンドが反映されています。

さらに、スタジオの出演者からは、入社したばかりで退職することに対する様々な意見が聞かれました。「次の仕事を得ることが難しい」や「新卒カードを捨てるのはもったいない」という発言も見られる中で、千原ジュニア氏は「制度や社会の枠組みを考える上で、若者が選ぶ退職代行サービスの利用は『ちゃんとしている』一面もある」との見解を示しました。若者たちは、自分たちの価値観や労働環境の改善を求めていることが窺えます。

一方で番組では、和式トイレに関するユニークな話題も紹介されました。元プロ野球選手の里崎智也氏は、自身の成長が和式トイレでの生活に影響を受けたと語っており、特に子どもたちに和式トイレの重要性を伝えていました。彼は「しゃがむこと」がキャッチャーとしてのパフォーマンスにも影響し、非常に大切な要素であると強調しました。このことは、日常生活でも身体を柔軟に保つことが、将来的な選択肢やチャンスに繋がることを示唆しています。

放送終了後に行われた『ABEMA的ニュースショー』は、視聴者に多くの考え方や視点を提供しています。若者たちが今の労働市場で何を求めているのか、またそれに応じて企業がどう変わるべきか、今後の議論が非常に楽しみです。詳しい内容は、ABEMAのチャンネルでぜひチェックしてみてください。渡される情報が新たな選択肢を提示してくれるかもしれません。