土地バンクに新機能「路線価表示」が登場
株式会社ネットデータが手がける不動産DXツール「土地バンク」が、2025年10月14日に新機能「路線価表示」を追加することが発表されました。この機能により、従来難易度の高かった国税庁サイトでの路線価調査が、地図上で直感的に行えるようになります。特に不動産業界では、仲介会社や金融機関、鑑定評価業者にとって、多くの時間と手間を要する作業がこれまでの常識でしたが、この新機能の導入で業務効率が大幅に改善される期待が寄せられています。
従来の課題
不動産業界では、査定報告書の作成や担保評価において「路線価」が極めて重要な要素となります。しかし、国税庁が提供している路線価データは町や丁目ごとにPDFが分かれているため、必要な情報にアクセスするのが非常に煩雑でした。多くの場合、資料を探すのに15分以上かかることもあり、特に二面接道や複数の地点を比較する場合は、一層手間がかかっていました。営業担当者は実際の地図と国税庁の情報が異なることに悩まされることもあり、クライアントからの質問に迅速に対応することが難しい状況でした。
新機能の利点
今回のアップデートによって、全国の路線価をGoogle Map上に重ねて表示することが可能となりました。営業担当者はこれにより、各土地の路線価を瞬時に確認できるようになり、高い信頼性と説得力を持って顧客に情報を提供できるようになります。また、路線価の増減率表示や金額別の色分けも新たに実装され、より視覚的に情報を把握することができます。
- - 工数削減: 地図上に路線価を即座に表示できるため、作業時間が約14分短縮されます。
- - 利便性向上: 直接地図上に路線価が表示されることで、市場の動向や物件の価値を迅速に把握可能です。
- - 説得力のある説明: 増減率の提示により、資産価値の上昇を証明することができ、クライアントに対してより納得感のある説明が行えます。
更なる展望
新機能「路線価表示」が搭載されたことにより、土地バンクは不動産仲介業者だけでなく、ハウスメーカーや工務店、不動産開発、さらには投資や金融業界に至るまで、幅広く応用が可能となります。今後も土地バンクは、市場のニーズに応じた公的データと市場データの高度な解析を通じて、不動産事業者の経営戦略を支援する最適なプラットフォームを目指して進化し続けるでしょう。
無料オンラインセミナーのお知らせ
新機能「路線価表示」の公開を記念して、2025年10月20日(月)の16時から17時に、オンラインで無料セミナーを実施します。このセミナーは土地バンクをまだ導入していない企業様はもちろん、既存のユーザー様にも参加を推奨します。詳細や申し込みフォームについては、公式サイトをご覧ください。
株式会社ネットデータ 概要
会社名: 株式会社ネットデータ
代表取締役: 松岡 明
所在地: 岡山県岡山市北区辰巳2-108
設立: 1999年10月20日
事業内容: 不動産DXツール「土地バンク」の開発・提供
URL:
www.netdata.co.jp
今回の新機能の導入により、より多くの選択肢と速度で不動産に関する情報を提供できる期待が膨らんでいます。