2026年1月、岡山大学から発足した新たなベンチャー、株式会社健康科学評価アカデミーが設立されました。この企業は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による支援を受けており、株式会社エル・ティー・エス(LTS)が推進するMPM事業の一環として、第二の事業化事例となります。
健康科学評価アカデミーは、岡山大学病院で薬剤部講師を務める濱野裕章氏と医療系スタートアップでの豊富な経験を有する池田宇大氏の協力により、新しいアプローチの医療ビジネスモデルを構築しています。本社は岡山大学津島キャンパス内にある「共創イノベーションラボ(KIBINOVE)」に設置され、主に健康食品やサプリメントの臨床試験受託、薬学部生のキャリア教育事業を展開し、未病予防医療に特化した取り組みを進めます。
『病気にならない未来を創る』を掲げているこのアカデミーの設立は、社会的なニーズに応えるものであり、特に医療とビジネスの接点を創出する重要な役割を果たすでしょう。濱野氏は、未病予防医療における薬剤師の社会的役割を強調し、自治体や関連機関との連携を深めながら、臨床研究を通じて新たなエビデンスを生み出していく意義を述べています。
濱野氏は、これまで徳島大学病院で薬剤師としてキャリアを積み、岡山大学病院で講師を務めてきた経験を持つ専門家です。2026年のアカデミーの設立に際し、彼は代表取締役に就任します。彼の指導のもと、アカデミーが未病予防医療の最前線を切り拓くことが期待されています。
一方、経営人材である池田宇大氏も、そのご経歴から未病予防医療とビジネスの接点がいかに重要であるかを訴えています。既に契約確度の高い企業との提携を進め、長野県松本市にある「松本ヘルス・ラボ」と共同で健康増進および臨床研究モデルを構築する協定を締結しました。
この動きは、地域におけるスタートアップ創出のモデルとなることが期待され、PALETTE by LTSというプログラムの下で、経営人材と技術を持つ研究成果を結びつけることが目指されています。
このような新しいアプローチは、地方における起業活動を促進し、特に医療とビジネスの融合を通じて新しい価値を創造することに繋がるでしょう。この時代の流れの中で、健康科学評価アカデミーは人々により良い未来をもたらす可能性を秘めています。
株式会社エル・ティー・エスは、このような新たな挑戦を支援し、デジタル時代におけるパートナーとして地域や社会に寄与することを目的としています。未来の医療がどのように進化していくのか、今後の動向に注目が集まります。