鈴茂器工の新たな挑戦:小型シャリ玉ロボットSSN-KTA
寿司ロボット業界でシェアNo.1を誇る鈴茂器工株式会社(本社:東京都中野区)は、約10年ぶりに主力製品である小型シャリ玉ロボット「SSN-J」シリーズを全面的に改良し、新モデル「SSN-KTA」としてリリースしました。本製品は従来モデルの「おいしさ」という理念を引き継ぎつつ、操作性や生産性を大幅に向上させたアイテムと言えるでしょう。
見直しされた「おいしさ」と「使いやすさ」
鈴茂器工は、今回のフルリニューアルに際し、シャリ玉ロボットの「おいしさ」と「使いやすさ」をゼロから再考しました。その結果、形状は変更せず、業界標準のターンテーブルと下型成形という構造を維持しています。これにより、従来のスピード感と美味しさの両立が可能になりました。
革新機能の搭載
新型SSN-KTAでは、残量を自動で検知する「残量検知機能」を新たに導入しました。この機能により、シャリの供給が途切れず、生産ロスを減少させ、安定した生産を実現します。また、操作性を高める「フルカラー液晶パネル」を搭載しており、この液晶パネルが直感的なタッチ操作を可能にしています。視認性の向上により、誰でも簡単に設定や調整が行えることでしょう。
さらに、IoT機能も標準装備されており、機器の稼働状況やメンテナンスの情報をリアルタイムで把握することができます。これにより、効率的なオペレーションや予防的な保全が実現できるでしょう。
多様な用途に対応する小売りモード
新しい「小売りモード」機能によって、利用者は用途に応じた3種類のシャリ玉(名称、グラム数、かたさ)を事前に登録し、シーンに応じてワンタッチで切り替えができます。これにより、シャリ玉の品質を常に一定に保ち、様々なメニューに対応することが可能です。
職人技を再現する成形技術
鈴茂器工が誇る「下型成形」技術は、シャリ玉を職人の手で握ったように美しく、ふっくらと仕上げることができます。シャリ一粒一粒に優しく、ソフトに握るこの独自の方式は、口の中でほろりとほどける食感を生み出します。ユーザーは、柔らかさ、標準、硬さの3つのパターンからクオリティ設定が選べます。
さらに、シャリ玉をトレーに整列させるシャリ玉移載装置や、海苔を自動で巻く軍艦巻き装置など後付けオプションを活用することで、業務の効率化が実現できます。これにより、店舗のオペレーションはさらに効率的になります。
鈴茂器工のビジョン
鈴茂器工は、1981年に世界初の寿司ロボットを開発して以来、米飯加工ロボットのリーディングカンパニーとして業界をけん引しています。多くの飲食業界のニーズに応え、外食産業の効率化にも貢献しています。新型シャリ玉ロボットSSN-KTAは、食の「おいしさ」や「温かさ」を全ての人々へ届けるという鈴茂器工のビジョンの一環として位置づけられています。
今後も、鈴茂器工は様々なニーズに対応し、革新的な製品やサービスを提供していくことで、食の新しい価値を創出していくことでしょう。新型シャリ玉ロボットSSN-KTAの特設サイトは
こちらです。