無許諾NFTの排除へ
2023-06-13 15:00:01
無許諾NFTを根絶するための新たな提携発表、安心のNFTマーケットが誕生します
2023年6月13日、日本のNFT市場において画期的な業務提携が発表されました。株式会社JPNFTとSBINFTが手を組み、無許諾NFTを完全に排除することを目的とした新しいマーケットプレイスの構築を進めています。この提携は、デジタルアートやコレクションがNFTとして流通する中で、無断で発行されたNFTが問題視される中、利用者に安心して取引できる環境を提供することを狙いとしています。
ブロックチェーン技術の発展により、デジタルな所有権が明確になり、新たな経済圏が形成されつつあります。しかし、美術作品やコンテンツに関する権利問題は、特に日本のアートやアニメのコンテンツが世界的に人気を博す中で、ますます重要なテーマとなっています。入手が容易なデジタルデータの特性から、無許可のNFTや海賊版が出回ることが増え、正規の作品に対する脅威となっています。
JPNFTが運営する「jpnft」は、日本の著作権者が権利を有するコンテンツをNFTとして正規に流通させるための公式情報を提供するプラットフォームです。その一方で、SBINFTが運営する「SBINFT Market」は、二つの主要なパブリックチェーンを利用し、ユーザーが安心して取引できる環境を提供することに注力しています。この連携によって、jpnftで確認された正規のNFTがSBINFT Marketで取引できる仕組みが整備される予定です。
SBINFTの代表、高長徳氏は、「NFT市場の健全な発展には、無許諾でのNFTが横行する現状を解決する必要がある」とし、両社の提携の重要性を強調しました。この提携によって、日本のクリエイターやコンテンツホルダーが適切かつ安全に収益化できる環境が整備され、ファンやコレクターが安心して購入できるマーケットが実現されることが期待されます。
特に、JPNFTの分部悠介代表は、「海外のNFT市場では、IP保護に関する意識が薄いことが多く、正規のNFTの流通を妨げる場合もある」と指摘しました。そのため、両社はIPの権利を保護し、正規NFTの流通を促進することで、健全なエコシステムの構築を目指すことに合意しました。
今年の夏には、この新しいNFTマーケットプレイスが本格稼働する予定です。利用者は、jpnftに登録されたコンテンツの正規ライセンス情報を確認しながら、安心してNFTを取引できる環境が整備されることでしょう。これにより、日本の優れたクリエイティブコンテンツが、より一層正しく評価され、広まることが期待されます。
現段階では、具体的な公開日等の詳細は未発表ですが、両社は今後のシステム連携やプロジェクト進行状況について、積極的に情報を発信していく方針です。これからのNFT業界において、安全性や信頼性を重視した取引環境を提供する取り組みは、急速に拡大している市場の中で非常に意義深いものとなるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社JPNFT
- 住所
- 東京都千代田区大手町一丁目6番1号大手町ビル6階Inspired.Lab
- 電話番号
-
03-6427-6445