新技術発表
2026-08-18 18:06:20
NTTドコモビジネス、AI国際会議IJCAI 2026に革新技術を発表
NTTドコモビジネスが国際会議IJCAI 2026にて新たな挑戦
NTTドコモビジネス株式会社が、国際的情報科学の会議であるIJCAI 2026において、自社開発の新しい最適化手法「Causal Newton Optimization(因果ニュートン最適化)」に関する論文が採択されました。この論文は、製造プラントやその他の産業システムの運用効率を向上させるための手法として注目を集めています。
IJCAIとは
IJCAI(International Joint Conference on Artificial Intelligence)は、人工知能に関する国際会議の中でも特に権威のあるもので、毎年開催されており、世界中の研究者が最新の研究成果を発表します。この会議の採択率はおおよそ10〜20%と非常に厳しく、選ばれる論文は特に優れた研究成果に限られます。NTTドコモビジネスの論文が採択されたことは、同社の研究が高く評価されたことを示しています。
論文の内容
具体的な論文タイトルは「Causal Newton Optimization: Online Calibration with Iterative Local Linear Modeling and Newton Updates」で、主著には藤原 大悟氏が名を連ねています。この研究は、滋賀大学大学院データサイエンス研究科との共同によるもので、因果推論に基づく新たなオンライン最適化手法を提案しています。
これまで、製造プラントなどでの生産効率を向上させるための最適化には、システムの一時停止や反復試行が必要でした。しかし、これらは生産機会の損失や、実験によるリスクを孕むため、現場での適用が難しいことが課題でした。
NTTドコモビジネスのCNOは、システムの現在の運用状態をベースにデータを積み重ねて補正を行うことで、リスクを減らしつつ最適化を進めることが特徴です。この手法は、運用を妨げることなくデータから因果関係を考慮した最適化が可能になります。
技術のユニークさ
CNOでは、因果推論を活用し、運用データのバイアスを取り除くことにより、精度を向上させています。また、ニュートン法をベースにしたアプローチにより、急速に最適化された運用状態に達することが可能です。その結果、生産損失を抑えつつ、安定した運用が実現されます。
さらに、CNOは古典的な制御手法や強化学習、ベイズ最適化などの既存手法と比較しても、同等以上の高い精度を維持しつつ、安定した動作を示すことが実験によって確認されています。
今後の展開
NTTドコモビジネスは、化学業界や電力・水処理業界における自動制御や、AIを活用したネットワーク管理など、多岐にわたる分野でCNOの適用を進めています。特に、AI-Centric ICTプラットフォーム(R)を通じて、企業と地域の持続的な成長を支え、新たな価値創出を目指していく方針です。
この技術の成功によって、今後の製造業界や様々な産業分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速することが期待されています。
会社情報
- 会社名
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NTTドコモビジネス株式会社
- 住所
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