ライトスケール社、日本市場へ本格進出
ライトスケール社(RightScale, Inc.)は、ついに日本における本格的な展開を開始します。2011年3月8日、同社は東京にライトスケール・ジャパン株式会社を設立し、日本国内での本格的な営業活動を発表しました。この新たな拠点の設立は、日本におけるライトスケールのビジネスが加速する重要なステップと位置づけられています。
クラウド管理のリーダー企業
ライトスケール社は、クラウド管理の分野において世界的に著名な企業であり、2006年から活動を開始しました。彼らの技術は、既に200万台以上のサーバを管理し、多くの企業の運用効率を高める助けとなってきました。特に、同社のライトスケール・クラウド・マネジメント・プラットフォームは、多様なクラウド環境をシームレスに管理する機能を提供しており、これは日本市場においても注目されています。
アマゾンウェブサービスとの連携
新しい日本支社の設立は、アマゾンウェブサービス(AWS)の東京リージョンが開設されるのに合わせて発表されました。これにより、日本国内のお客様へのサポート体制は、さらに強化されることになります。CEOのマイケル・クランデル氏は、日本市場の急成長を背景に、ライトスケールへの需要が高まっていることを強調しました。日本の企業は、この新たなサポート体制により、特有のニーズに応じたサービスを受けることができるようになります。
既存顧客との関係構築
ライトスケール・ジャパン株式会社では、既にNTTドコモをはじめとする多くのパートナー企業に対してサービスを提供しています。NTTドコモの深沢氏は、ライトスケールの技術と実績に高い評価を寄せ、「同社はクラウド市場でのパイオニアであり、国際的な実績も光っている」と述べています。また、日立ソリューションズや住商情報システムなど、名だたる企業との提携も進めており、日本におけるプレゼンスを着実に強めています。
日本支社設立の背景
ライトスケール社は、3年以上にわたる日本市場でのエンゲージメントを通じて、国内パートナーと共に数多くのイベントやトレーニングセッションを開催し、信頼を築いてきました。この根強い活動が今回の支社設立に繋がります。日本国内でのクラウドの利用が進む中、ライトスケールが提供する先進的な技術は、ますます重要になっていくでしょう。
今後の展望
ライトスケール・ジャパンは、日本の顧客に向けてプライベート、パブリック、ハイブリッドクラウドのソリューションを強力に支援します。支社設立後、サポートポータルの日本語化が進められ、日本ユーザーが快適にサービスを利用できる環境が整いつつあります。クラウドの進化に伴って、企業のIT環境がますますクラウド中心にシフトする中で、ライトスケールの貢献は期待されます。
新藤洋介氏が日本の営業および事業開発ディレクターに就任することも発表されており、日本市場に特化したサービス展開が進むことは間違いありません。
連絡先情報
ライトスケール・ジャパン株式会社
東京都港区南青山 2−2−8 DFビル
Tel: 03-4520-9438
営業/ビジネス開発ディレクター: 新藤 洋介
[email protected]
まとめ
ライトスケール社の日本進出は、アジア市場でのクライアントに向けた重要なポイントです。今後、同社がどのように日本市場のニーズに応えるのか、その動向が注目されます。